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娘に怒られたときの話

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もうすぐ娘が小学校を卒業します。

なので最近、娘が生まれてからのさまざまなことを思い出したりしちゃって「ああ、大きくなったなあ」なんてひとりで感慨深まったりしてるんです。

で、その中で一番鮮明に覚えてたことがありまして、ぼく1回だけ娘に怒られたことがあるんです。

第3話 ネコ仙人
※イメージです。

それを年老いていくにつれ忘れちゃうのがイヤなので、ここに書き残しておきます。

財布持ってくの忘れちゃった事件

あれは娘が3年生のときでした。

その日、ぼくはうっかり財布を忘れて仕事に行ってしまったのです。

財布を忘れたと言っても、そのときは弁当と水筒は持っていってて、ブレイクタイムのコーヒーとかを我慢すればいいだけだったので、別段困ったりはしませんでしたし、財布にはあまりにも少額のお金しか入ってないので、忘れたと気付いたときもまったく焦らないくらいでしたね。それはそれで超悲しいですが。

しかし、財布には運転免許が入ってました。で、ぼくの財布が家にあることに気付いた娘が、超アセったらしい。

「お父さんが警察に捕まる!」

僕は財布を忘れたことに気付いても、免許がないということは完全に忘れていてフツーに運転していました(もう時効?)。しかし、後からカミさんに聞いたんですが、その間も娘は心配しまくってたらしいです。

家に帰ったらぼくの前で仁王立ちする娘。

「ただいま~」

「お父さん(怒)」

「お、どした?」

「今日財布忘れたでしょう(怒)」

「うん、でもお金使わなかったから大丈夫」

「免許証は?(怒)」

「あ!(ここで初めて気付いた)ホンマや!」

「運転した?(怒)」

「うん。した」

「○☆※▲?■!*!!!!!(激怒)」

ぼくは内心、あまりの娘の必死さに笑っちゃってたんですが、平謝りに謝って何とか許してもらいましたとさ。

これからもっとキビシイかも!

あのときは、「あーあー、むっちゃカミさんソックリやな(笑)」なんて思いながら笑って済ませましたけど、あれから成長した娘はもっとキビシクなってます。何て言うか、マジメすぎて融通が効かないというか。いや、それはそれでいいんですけどね。

一緒にドライブなんか行くと「スピード出しすぎ!」「あっ、人がいる!渡るから止まって!」とか、まぁウルサイ。いや、流れに乗ってますやん、ちゃんと歩行者優先でいつもやってますやん、とか思いつつ娘に従ってますけどね。

そのうち2人で車でどっか行こうと誘っても「イヤだ」とか言われるんだろうなぁ(泣)。

最後に

今までどんどん成長してきた娘。これからもどんどん成長していく娘。それを見ながら年老いていくぼく。

それはそれで悪くないなぁ。

とりあえず、これからはキツそうだから二度と娘に怒られないようにしようっと。