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『ナイトライド 時間は嗤う』でワンショットの緊張感を味わえ

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『ナイトライド 時間は嗤う』という映画を観ました。

そしたら面白かったんですけど、これみんな知ってました?

【映画パンフレット】ナイトライド 時間は嗤う 監督 スティーブン・フィングルトン キャスト モー・ダンフォード, ジョアナ・リベイロ, ジェラルド・ジョーダン

『ナイトライド 時間は嗤う』とは

『ナイトライド 時間は嗤う』は2021年に公開されたスティーブン・フィングルトン監督の映画で、足を洗おうとして最後の大仕事に臨むドラッグディーラーがアクシデントに見舞われ運転しながら電話しまくって危機を回避しようと奮闘するというストーリーです。

恋人との光の射す未来を手に入れるため、裏社会から足を洗おうと最後の賭けに出たドラッグ・ディーラー。悪名高い闇金業者から資金を調達し大口の取引きに挑むが、弟分のヘマから取返しのつかない事態に転げ落ちる。本作はそんな、失ったブツと新たな買い手を見つけるべく、真夜中の北アイルランド・ベルファストを奔走する主人公の姿を94分間ワンショット撮影。電話の向こうの《姿なき》登場人物たちとの危険過ぎる駆け引きが、ノンストップで展開する緊迫のクライム・スリラー。

引用元:映画『NIGHTRIDE 時間は嗤う』公式サイト

 

ハラハラドキドキして楽しめた!

というわけでこの映画を観たわけですが、まず94分間ワンショット撮影というのがすごい。まぁ、今はそれもそんなに珍しくはないんですけど、それがゆえにほとんどが車の中での電話のやり取りだけってのがなかなか面白い。

恋人、弟分、取引先などと引っ切り無しに電話しているのを盗み聞きしている気分になり、そして段々映像の中の世界へと引き込まれていってしまいました。え?おれ助手席に座ってる?みたいな。順調にいってたのにトラブルが起こった瞬間は「うわぁどうしよ…」ってなりますし、恋人の電話の向こうでピンチになったときは主人公といっしょに「逃げて逃げて!」ってなります。

その一瞬一瞬の臨場感がとても楽しいし、クセになります。

ただし、ストーリーが裏社会のものなので、そういうのが嫌いな人にはただただ気味悪く長いだけでしょうね。クライム映画が好きな人にしかオススメできない気がします。

しかし、ラストはいい。かなり、いい。

ネタバレ防止に固有名詞は無しで書きますが、なんか「ぬるいと思われたら困る」って言ってたクセに甘いんじゃないのボス?って思ってたらまだあいつが近くにいて、あいつにボスから電話がかかってきて、その話す内容に「おおっ?」となります。もしかしたらトラブルの元ってアイツらだったの?とか考えさせられるとは思いませんでした。オシャレだなぁ。

最後に

というわけで『ナイトライド 時間は嗤う』は面白いです。

ただし、重ね重ねクライム映画好きにのみオススメします。裏社会での生き残りの際どさを身近に体感したいなら、是非見てください。