どうも!コバヤシです。
結婚して子供もいて、何となく一家の主です。
でも、結婚するときに何もしなかったことを最近後悔してたりします。
ただただ届けを提出しただけの結婚
ぼくはかなり理屈っぽい人間で、何に対してもケチをつけたりしがちな人間です。今はだいぶマシになりましたけど、若いときはヒドかった。
それで、「結婚」という男女の行為に対しても、まーメンドクサイ感情を抱いてたりしました。正しくは、「結婚」そのものに対してというよりも、それに付随する様々なことに対して、ですね。何の意味があんねん、と。
それで、ぼくら夫婦が結婚するにあたってやったことといえば、婚姻届を提出しただけですね。それまで同棲していたのでホントに紙っきれを出しただけで、それ以外はビックリするほど何の変化もありませんでした。婚姻届を提出する日も、覚えやすいように6月6日にしようとか言ってたのに忘れちゃってて6月7日に提出するという、とにかく気合の入ってない結婚でした。
結婚にあたって、ホントに何もしてません
結婚式やってません。
自分らが主役の結婚式なんて超絶メンドクサイし、カネかかるし、誰を呼ぶだー呼ばないだーとか考えるのもアホらしい。じゃあヤメちゃおうという考えでした。
大体、洋風だろうが和風だろうが神の前でやるからには宗教と多少なりとも関係してるんです、ぼくは無宗教だからやらない!とか何とかいっちゃって。
披露宴?もっとメンドクサイ!
新婚旅行、行ってません。
何で結婚したら旅行に行くのか意味が分からない、そんなの無駄だ、仕事もあるし(そのころバイトのくせに)、カネはない。
旅行に行って環境変わってキャッキャウフフ。なんだそりゃ。
え?近場でいい?なおさら行かんでええやんか、という考えでしたね。
結婚指輪、してません。
なんで結婚したら指輪?これで繋ぐの?首輪?みたいな。
実は結婚して5,6年経ったころにシルバーアクセのリングをお揃いで買ったりしたんですけど、ぼくはそれを無くし、カミさんは銀アレルギーなのでずっとしてません。
意味ねー!
しかし、後悔している。
つまりは、カネが無かったのが真相のような気がしますが、それを誤魔化すにはぼくの性格が便利すぎました。
何せ当時は若かったんです。既存の価値観に反感するのが自分らしいと思っていたし、何もないぼくにはそれしかなかったような気がします。
そして、カミさんも規制の価値観にとらわれない人間でしたから、それで良しと思っていると当時のぼくは勝手に思ってました。
しかし、それは間違いだったんじゃないだろうか、と思い出したのももはや随分前ですけど、社会に出て歳を重ねるにつれて段々とその思いは強くなっていきました。今もなっています。
もしかして、カミさんはウェディングドレスを着れなかったこと、2人でどこにも行けなかったこと、ちょっと高価な指輪を持つことが出来なかったことを、寂しく思ってるんじゃないだろうか。
聞いたことはあるけど、答えはNOでした。せめてウェディングドレスを着て、ぼくも白いスーツなんか着て写真だけでも撮ろうか、と言ったときも照れくさそうに言った答えはNO。
そんなわけないんじゃないか。本当は悲しんでいるんじゃないだろうか。若気の至りなどという言葉では片づけられないほどの過ちを、ぼくは犯したんじゃないだろうか。
いつか、ぼくはカミさんに謝りたいと思っています。謝って感謝の言葉を述べたいと思っています。照れくさくて、今さら感が強すぎて、ずっと言えずにいますけども。
後悔先に立たず。この言葉は後悔するときにしか思い出しません。
ではまた。