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関西の青少年は『おとなのえほん』でオトナになった

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現在オッサンと言われる世代で関西出身の人は、ほとんど『おとなのえほん』というワードにピクッとするのではないでしょうか。そうだろ?

ぼくだってそうです。

ぼくらは『おとなのえほん』にワクワクドキドキムラムラしていたのです。

『おとなのえほん』とは

おとなのえほんは、かつてサンテレビが制作していた深夜番組、お色気バラエティ番組である。放送時期は1980年代後半から1990年代半ばで、番組名は何度かマイナーチェンジしている。

引用元:おとなのえほん - Wikipedia

番組名は『おとなの絵本』、『満月テレビ』、『週刊おとなの絵本』、『おとなのえほん』と改編されていますが、大体内容はいっしょ。

元々、サンテレビの土曜深夜はアダルトバラエティ枠としてかなりドギツイ番組を放送していましたが、基本ビジュアルが女性の裸だったためクレームがめっちゃくちゃ多く、出演者や番組名を変えて続いていったんですね。

『おとこのララバイ』や『のりノリ天国』などその枠で放送されたテレビ番組は多数ありますがやっぱり『おとなのえほん』こそがぼくらのバイブル的番組だったと思います。

『おとなのえほん』の思い出

土曜の深夜になると、ぼくらは親に悟られないようにそっとテレビのスイッチをオンにし、この『おとなのえほん』をコッソリ視聴していました。

数々のコーナーやその内容はボンヤリとしか覚えてないのがほとんどですけども、今でも『おとなのえほん』と聞いて思い出すことを書いてみましょう。

高須先生大活躍!

今じゃ結構な論客になっちゃった感がある高須克弥先生。高須クリニックのあの先生ですが、その高須先生は毎週出演されてました。

主に視聴者から寄せられた性のお悩みに答えるコーナーでブイブイ言わせてましたね。

顔は全然今と違いましたけど。

もしもしピエロ

これは直接番組の内容とは関係ないんですけど、番組の間のCMはみんな絶対覚えているでしょう。

つまり、「もしもしピエロ」や「やんちゃな子猫」。

これ、ラブホテルの名前なんです。これらがスポンサーで、番組のロケもここで多くやってました。

行ってみたかったなぁ。

新作の紹介

ぼくらがこの番組を観てた理由がこれ。誰が何といってもこれ。

つまり、番組の後半に新作AVの紹介コーナーがあり、実際の見どころがテレビから流れてきてたのです。そりゃもう大コーフンです。

今のようにいつでもどこでも動画が手に入る時代とは違います。ぼくらがエロい動画を観ようと思ったらオヤジの隠してるビデオテープを見つけ出すかこのコーナーを見るしかなかったのです。

ありがとう『おとなのえほん』!

最後に

今じゃこういうテレビ番組ないですね。規制がうるさくて確実に放送できないテレビ番組です。こういうのを10代後半から20代前半に観られたぼくらは幸せでした。

こういうのを“コッソリと観る”環境って大事なんじゃないかと思いますけどね。

まぁ、大事だとか言ってもし仮にこういうのを今テレビでやったとしても、今の青少年はネットでゴロゴロ転がってる動画を観るだけで見向きもしないんでしょうけど。

それでいいのかなぁ。