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とうとうパッチを穿いた

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2020年には4回目の年男となるオッサンです。もはや初老?

今まで47年生きてきて、パッチを穿いたことはありません。最近は若いやつも平気で穿いてますが、「は?いい若いモンが何はいてんの?」てなもんでした。

パッチとは足首まである長いももひきをあらわす関西弁で、「袴」の朝鮮語「パッチ」から来ています。

それはさておき、そのパッチを、ぼくは、2020年12月26日に、はじめて、穿きました。

断固として穿かなかったパッチ

今までなぜパッチを穿かなかったかと言うと、穿かないと決めていたからです。

なぜ穿かないと決めていたかというと、はてなオッサンブロガー仲間であるマスクド・ニシオカさん(id:maskednishioka)が以前書いてたのといっしょです。

この記事に、ぼくは「わかる。断固としてはかない派」というブコメを入れました。

あくまでも個人的なイメージですが、パッチとハラマキは年寄りのする物であり、若者がする物ではない!と思ってきました。

そうそう、そんなカンジです。なんとなく、何となくですけど「穿いたら負け」みたいな感覚なんですよね。

数年前から「若いときより寒さに耐えられん」とは感じていたものの、それを認めると一気におじいちゃんになっちゃいそうで、「ここが踏ん張りどころ」と頑張ってる部分があったのは間違いない。

「ワシは穿かん!穿かんぞう!」

正に“自分との無益な戦い”!

実力行使がやってきた

ウチのカミさんは、もう何年も前から「穿け!穿け!」と毎冬ごとにぼくに言ってきていました。「寒さを我慢するといずれ身体に支障をきたす。腰痛も持ってるんだから穿け!」みたいな。

心配してくれているのは分かるんですけど(そうだよね?)、ぼくも意固地になって「穿け!」と言われると益々はきたくなくなって「いらん!いらん!」と言ってきました。そこから夫婦喧嘩になっちゃうこともしばしば。

しかし、今年のカミさんは違った。

なんと、安かったからとか言って買ってきちゃったのです。パッチを。なんか今風の。テロテロな素材のやつ。

「私の愛情だからね。穿いてね。もうここにあるんだからね」と言われたものの「要らん」と返してたんですが、今回はなんか様子が違う。今までのように感情的になって「穿け!」というようなことはなく「穿いてね、頼むよ」みたいな。

何だその言いようは。おかげで言い返せないじゃないか。

言い返せないじゃないか、と思ってたらぼくのほうも「そろそろ潮時か…。いつまでもアホみたいな我を通すこともないんじゃないか…」となってくるのだから不思議なもんです。

というわけで、とうとう、穿いたのです。パッチを。ぼくが。くそったれ。

一応写真も撮ったんですが、オッサンがパッチ穿いてるところなんて誰も見たくないと思うので載せないことにします。

人生初のパッチの感想

というわけで、人生で初めてパッチを穿いた感想なんですが。

あったかいね。

もちろん、パッチはそのための文明の利器なんですから当たり前なんですけど、当たり前だからこそそれしか言いようがありません。

我がナマ足とズボンの間にナニモノかがあるのは気持ち悪いんですけど、その素材は肌に心地いいので慣れてくると同時に許せてきちゃうんですよね。気持ち良くすらなってくる。そしてあったかい。春です。下半身に春が来ています。今まで穿いてこなかった分、余計に春です。

これは、手放せんかもしれませんよ。

現にぼくはカミさんに「もう1着買っといて」と言ってしまいました。

これで完敗です。サヨウナラ昔の自分。

最後に

おそらく、ここ数年ウチのカミさんは有無を言わさず買ってきちゃう作戦を実行する機会を待っていたんだと思います。自分に負けて穿いちゃうくらい、ぼくが“丸くなったとき”をうかがっていた。

先日、「魚を食べるのに骨があるのがめんどくさくてヤダ」とカミさんに言ったんですよ。魚の骨をキレイに取って食べれないやつを必要以上に攻撃してきたぼくが。そのときに「変わったね~」とカミさんが言ってきたんですが、おそらくそのときに「ここだ」と思ったんじゃないかなぁ。

ともあれ、パッチを穿いた。

人はこうやって老いてゆく。