MLBを永久追放になっていた故ピート・ローズさん、その処分が解消されたそうです。MLBが発表しました。
これで、もしかしたら殿堂入りということになるかもしれません。ならないかもしれませんけど。
永久追放ピート・ローズ
通算4256安打を誇るピート・ローズがなんでメジャーリーグを永久追放になったのか。
イチロー選手がローズの記録を抜こうとしていた2016年に書いてたりします。
1989年に発覚した野球賭博ですが、ピート・ローズ自身が監督を務めていたシンシナティ・レッズも賭けの対象になっていたのでメジャーリーグも事態を重く見たんですね。監督が自チームの賭博に関わってたとなると、八百長を疑われて当然ですから。
ピート・ローズは当初は巻き込まれただけだろうと好意的に見られていたんですが、のちに自叙伝やラジオ番組でローズ自身が告白、事態を重く見たMLBによって永久追放となったわけです。
その後、ローズも復権を求めてきましたがコミッショナーにも拒否され、失意のうちに亡くなってしまった経緯がありましたが、昨年12月に遺族や関係者がマンフレッド・コミッショナーと面会したりトランプ大統領がローズに対して恩赦の意向を示したりしてきて今回の発表の運びとなったようです。
殿堂入りなるか
さて、気になるのはこれでピート・ローズが殿堂入りするかどうか。
出場3562試合、15861打席14053打数4256安打というとてつもない数字はすべてメジャー通算記録ですが、この数字を打ち立てた大選手が殿堂入りするのは当然なんですが、」やっぱり賭博にかかわった人間ということで、その辺がどう影響するかですね。
賭博を行ったというのが事実である以上、すでに殿堂入りしている選手から反対されることも考えられますし、世間的にも赦すべきではないという考えかたも全然あり得る。まぁ人間的にも色々難がある人でもありますからね。
永久追放は解消されても殿堂の権威の保持を考えると、ローズの殿堂入りは無し、名誉は回復させるけどそれ以上は無い、というのが一番の落としどころと言えるのかもしれません。
最後に
個人的には、こういう色んな意味で型破りな人間は好きですからローズには殿堂入りして欲しいんですけども。
とはいえ、なんのかんの言ってもすでに故人。本人にとってはどうでもいいことかもしれません。