ぴえん超えてぱおん
世のオッサンオバハン方、「ぴえん超えてぱおん」という言葉を知っていますか?
ぼくは割とヤングなのでちゃんと知ってますよ。ええ、知ってますとも。若者、特に女性を中心にSNSなどで使われている言葉ですよね。
今使ってますよね?若者の言葉はマッハで変わっていくから確認しとかないと怖いんですけど?大丈夫ですよね?
「ぴえん超えてぱおん」は10代女子向け総合メディア『マイナビティーンズ』による「2020年上半期ティーンが選ぶトレンドランキング」の「コトバ篇」で堂々6位にランクインした言葉です。
どうやら、悲しい時や嬉しい時などで感極まって泣いちゃうってときに使う言葉で、「SNSで返信してくれた!ぴえん超えてぱおん」とか使うらしいです。合ってる?合ってるよね?大丈夫?
ともあれ、オッサンとしては言葉が軽いなぁと思いつつ、コトバってのは若者を中心にして変わっていくものですからそこは老害がヤイヤイ言うところではないな、と思っています。
で、この「ぴえん超えてぱおん」は「ぴえん」より感極まっているときに使うといいます。
え?「ぴえん」が分からない?どうしようもないオッサンだな。
(しんぎんぐきゃっと - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=92259034による)
「ぴえん」は小さく声を出して泣く様子を表し、『マイナビティーンズ』の2019年の年間ランキングで1位の言葉ですよ。
ともあれ「ぴえん超えてぱおん」はもはや若者のカルチャーとして定着し、「ぴえぱお」という略語まで生まれてるそうな。マジかよ。
「ぴえん超えてぱおん」を超える
そんな「ぴえん超えてぱおん」について考えていたんですが、さらに上には行けないものでしょうか。つまり「ぴえん」より上の「ぱおん」、その「ぱおん」より上を考えたい!オッサンは若者よりも上で居たい!ぴえん超えてぱおん!というわけです。
さて、考えてみましょう。何のために?(自ら懐疑的)
法則を発見!
「ぴえん」は小さな声で泣く様子、「ぱおん」はもっと感極まってそれ以上の声で泣く様子でおそらく象の鳴き声から取った。
ただただ声の大小で並べた言葉ですが、そこには偶然にも法則がありました。ぼくはそれを発見してしまいましたよ。
名付けて、「ひとつ戻って、ひとつ進んで、ん!の法則」です。
「ぴえん」と「ぱおん」を一つずつひらがなを対応させて見てみるとわかります。
ぱぴぷぺぽの「ぴ」の一つ前は「ぱ」、あいうえおの「え」の次の文字は「お」、「ん」は両方ともいっしょだからそのまま。「ぴ」からひとつ戻って「ぱ」、「え」からひとつ進んで「お」、そして「ん」。これで「ぴえん」が「ぱおん」に変化します。
ひとつ戻って(ぴ→ぱ)、ひとつ進んで(え→お)、ん!
これが法則です。
法則に当てはめる
なので「ぱおん」を超えるためにはこの法則で次の言葉を見つけ出せばいいのです。
「ぱ」はひとつ戻る必要があります。となると前の行の「オの段」の文字になるでしょう。普通はおそらくハ行、バ行、パ行の順で考えるので(ハ行パ行バ行で考える人いる?)、そうなると「ぱ」のひとつ前は「ぼ」になります。
「お」はひとつ進みます。次のカ行の「アの段」になりますね。となると、「お」をひとつ進めると「か」。
そして「ん」はそのまま。
並べてみると、「ぼかん」になります。
あああ!ちゃんと言葉になってる!だって、「ぼかん」って爆発音を表す擬音ですもんね!
ぼかーんぼかーんタイムボカン!
タイムボカンシリーズの名曲全部のせ!『タイムボカン名曲大全』を聴く - コバろぐ
最後に
というわけで、めでたく「ぴえん超えてぱおん」を超えることができました。
「ぴえん超えてぱおん」でも言い表せないほど感極まったときに使う言葉。それは…。
ぴえん超えてぱおん超えてぼかん!
です。うん、段々と声が大きくなってることもちゃんと表せていて完璧だ。
全国の女子高生のみなさーん!どんどん使ってくださーい!