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どこもかしこも龍だらけ!埼玉県坂戸市の道教のお宮、聖天宮(せいてんきゅう)に行ってきた

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埼玉県の坂戸市にある、「聖天宮(せいてんきゅう)」という道教のお宮をご存知でしょうか。

以前からその前を車で通っては「なんじゃこりゃ!?」と思って気になってはいたんですけども、ウチから車で30分ほどなので行ってきました。

きっと誰でも「なんじゃこりゃ!?」ってなると思います。

だってこんなんですもん。

聖天宮

周りに何もないので、車で走ってるとこんなのがバーンといきなり目に飛び込んでくるんです。そりゃ「なんじゃこりゃ!?」となります。

まぁ、これが「聖天宮」なんですけど。豪華絢爛でしょう。

聖天宮(せいてんきゅう)とは

この聖天宮は、中国の三大宗教のひとつである道教のお宮です。残り2つは言うまでもなく儒教と仏教ですね。

道教のお宮としてはかなり大きく、日本では最大規模と言っていいんじゃないでしょうか。

以下、公式サイトを参考にして聖天宮についてまとめます。

なぜ道教のお宮が埼玉に?

何でそんな道教のお宮が埼玉県の坂戸に?と思っちゃいますけど、どうやら建て主の康國典大法師さんという人が40代半ばに大病を患い、本尊の「三清道祖」と縁起をもったのを期に一命をとりとめて完治したことに端を発するようです。康國典大法師さんはこれに深く感謝してみんなにもご利益にあやかって欲しくてお宮を建てようとし、その建造の地を探してたら「日本の埼玉の坂戸の塚越やで~」というお告げがあってここに建てることになったそうです。

ホントかよ。

着工は昭和56年で開廟は平成7年といいますから、かなり新しいですね。由緒も歴史もあったもんじゃありませんが、これだけの規模の道教のお宮はそうそうありませんから、まぁ貴重ではあります。

どこもかしこも龍だらけ

公式サイトで通称「五千頭の龍が昇る聖天宮」と書いてあるとおり、この聖天宮はまぁとにかく龍だらけです。

天門、前殿、鐘楼、鼓楼、本殿といった建物があるんですが、そのどれの屋根にも天井にも柱にもとにかく龍がいます。龍だらけです。

聖天宮

これは天門の屋根ですけども、とにかくどこを見てもこんなカンジです。道教と龍ってのは切っても切れないんでしょうか。

本尊

この聖天宮の御本尊は「三清道祖(さんせいどうそ)」です。

三清道祖 聖天宮
(画像掲載元:http://www.seitenkyu.com/three.html

天地創造の神として万物の成立ちを司る元始天尊(げんしてんそん)、万物を導く「道」(タオ)を司る道徳天尊(どうとくてんそん)、万物に魂を授け、精神の調和を司る霊寶天尊(れいほうてんそん)のお三方を「三清道祖」と呼びます。

聖天宮探訪

さて、先日そんな聖天宮に行ってきたので、撮ってきた写真とともに紹介しときましょう。

天門

駐車場に車を止めて、まず目に飛び込むのは豪華な天門です。さきほどの写真。

f:id:gaou2:20190320010513j:plain

屋根にどれだけ龍を載せてんねん、といったカンジですが、かなりカッコ良い。

向かって左側に参拝受付がありますので、そこで拝館料500円を払って入場です。

聖天宮

ド迫力の狛犬みたいなの。

見上げるとピカピカの神様と動物たち。

聖天宮

これ、一体一体全部違うフィギュア。フィギュアて。

前殿

天門をくぐると、そこには前殿があります。

聖天宮

正面に全殿、右に鐘楼、左に鼓楼の配置です。やっぱり屋根は龍だらけ。

すごいのは、2本立ってる柱です。

聖天宮

石柱なんですが、これなんと1枚の岩を透かし彫りしているそうです。これはかなりの技術を要するでしょう。

中に入って天井を見上げると、これまた圧巻。

聖天宮

一体一体作られたピカピカの神様フィギュアがここにも並んでました。

鐘楼

次は、前殿に向かって右側の鐘楼。中には大きな鐘があります。

聖天宮

この鐘は、午後3時に12回鳴るそうです。こんなに間近でこんなデカい鐘が鳴ったら相当ウルサいだろうなぁ。でも聴きたい。今度は15時にくるべきですね。

そして、楼の上からは、屋根にいらっしゃる龍やら何やらが近く見ることができるのでいいですね。

聖天宮

聖天宮

楼から本殿を臨むとこんなカンジ。

聖天宮

今からあそこにいくのだナ、と気が引き締まる思いです。

鼓楼

次に、鐘楼と逆側の鼓楼へ。

ここには鐘ではなく、太鼓があります。デカい。

聖天宮

これまた、午後3時に12回鳴るそうです。ウルさそう。

本殿

さて、いよいよ本殿です。

まず、正面に超カッコいい龍が。

聖天宮

今回、聖天宮に訪れて一番気に入ったのがコレですね。

なんとこれも一枚岩を彫ったものだそうです。

スゴすぎ。持って帰りたい。

そして本殿の正面には御本尊の「三清道祖」のお三方が。

聖天宮

一番奥のガラスの中にいらっしゃるのが「三清道祖」です。

手前には御本尊守ってる神様でしょうか、4体ほどいらっしゃって、右側の前列は阿修羅でしょうか、そして左側には中指を立てている方が。

そして、本殿の見どころのひとつ、天井。

聖天宮

何やら渦を巻いてますが、このらせん状の天井は釘を1本も使わないで組まれています。

この本殿には案内のオジさんがいらっしゃって、何の挨拶もなくいきなり説明をしゃべりだすので気をつけてください。ぼくはかなりビックリしましたよ。

聖天宮を訪れて

まえまえから気になってた場所にやっと行けました。なんというか、思ったよりも満足できましたね。

というのは、事前に調べてて歴史が浅いということを知ってちょっとテンション下がってたんですよね。しかし、聖天宮にはそんなのものともしないパワーがありました。うん、パワーがある。道教のお宮だからでしょうか、何というか、仏教の寺院とはまったく違った雰囲気ですよね。

やっぱり神様と皇帝の建物にしか使われない黄色い屋根瓦と龍の存在が大きく、まるで天界の建物かと見紛うばかりの豪華さには圧倒されました。

行ってよかった!

住所と交通アクセス

せっかく紹介したので、この聖天宮のアクセスなどをまとめておきましょう。

最後に

というわけで、聖天宮はかなり「うわーすげー」ってなれるのでオススメです。機会があったら是非行ってみてください。

ところで余談ですが、この聖天宮、3月13日に「めざましテレビ」で紹介されてたそうですね。「くそーもっと早く行って書いとくべきだった!」とブロガーとして思っちゃいましたね。悔しい。