「現役復帰する」と先日より話題を振りまいていた元プロ野球選手の新庄剛志さんですが、2019年11月27日に自由契約となりました。
新庄剛志氏が自由契約として公示 フリーの立場に - プロ野球 : 日刊スポーツ
現役復帰を目指す元日本ハムの新庄剛志氏(47)が27日、日本野球機構(NPB)から自由契約選手として公示された。
新庄剛志、自由契約に
まず、なぜ自由契約になったのか。
新庄さんは2006年に現役を引退していますが、扱いとしては任意引退ということになっています。任意引退した選手が現役に復帰する場合、基本的には最終所属球団に復帰するしかない。他球団に行く場合は最終所属球団の承認が必要でちょっと窮屈でちょっとめんどくさい。そこで、北海道日本ハムファイターズがNPBに申請して自由契約というかたちに切り替えた、というわけですね。
粋なはからいではありますが、ファイターズは獲得する意思がないということ。ただし、新庄さんは完全にフリーな立場になり、NPBの残り11球団すべてに入団は可能になりました。
本人もTwitterで喜んでましたね。
今日付で自由契約になったばい!#新庄剛志 #現役復帰 #楽しんじょうhttps://t.co/B2N92i0APm
— 新庄 剛志 (@TsuyoshiShinjo) November 27, 2019
何だ「楽しんじょう」って(笑)
新庄剛志を獲得する球団は現れるのか?
しかし、「おっ、新庄が自由契約になったのか!是非ともウチに!」と手を上げる球団があるかと言えば、かなり厳しいと思います。秋山翔吾選手がいなくなって「1番センター」がスッポリ空いちゃう埼玉西武ライオンズだって手を上げる可能性は低いでしょう。
NPB通算1411試合出場、打率.254、205本塁打、716打点という決して高くない成績に、あとちょっとで50歳も見えてきた年齢を考えるとそれも至極当然と言えば当然。
しかし、少しちょっと考えたい。「新庄剛志」という人間が持っているものを。亀新フィーバー(懐かしい!)から始まった新庄の伝説を。
いきなり引退宣言して騒動を起こしたり、敬遠球を打ってサヨナラ安打にしたり、投手に挑戦したり、いきなりメジャーに行ったり、日本人で初めてメジャーのワールドシリーズに出場したり、いきなり日本に帰ってきたり、オールスターでホームスチールを決めたり、襟付きのアンダーシャツを着たり…。
日本のプロ野球の話題の中心には、常に新庄剛志という選手がいました。間違いなく、彼は“何か”を持っている。特にパ・リーグは、現在その人気があるのは新庄さんのおかげだと言っても過言ではないくらいです。
そんな“何か”を期待したい球団があれば、もしかしたら獲得に動くかもしれませんね。
新庄剛志のチャレンジを応援したい
まぁ、ぼくも個人的には当然「厳しいだろうなぁ」と思います。無茶だと思います。
新庄さんは来年のトライアウトを目指すと言っていますが、これから1年みっちりトレーニングを積んだとしても、身体は思うようについてこないでしょう。
そのツラさは、ぼくにもちょっと分かります。なんせ、1972年生まれで同い年なんで。新庄さんは早生まれで学年はひとつ先輩ですが。
トレーニングするったって、まー思うように動けるものではないですよ。彼はずっと野球をしてきてベースの部分がぼくとは桁違いに違うんでしょうけども、それでも絶対シンドいでしょう。ゼーゼーする、絶対。
それでも、復帰を目指してする努力は、絶対にこれからの人生の無駄にはならないでしょう。そういうことに47歳になってもチャレンジしようとしていることに対して、ぼくは全面的に応援しようと思いますし、ぼくだってまだまだ頑張って働こうという勇気をもらいました。
ゼーゼー言いながら頑張りましょう。
最後に
実は、もしかしたら2019年11月30日に行われる「ワールドドライアウト2019」に清原監督から招待されるんじゃないか、とも思ったりしてるんですけど、どうなんでしょ。それはそれで、また面白いことになりそうでステキですけど。
まぁ、とにかく、新庄剛志さんには是非とも現役に復帰していただいてまたファンを喜ばせて欲しいなぁ、と切に願うばかりです。
とか言ってたら翌2020年、本当に12球団合同トライアウトに参加しました。すげぇ。
新庄剛志が合同トライアウトに参加!“目”は衰えていなかった!プロ野球復帰なるか!? - コバろぐ