埼玉西武ライオンズの秋山翔吾外野手が海外FA権を行使してメジャーに挑戦するという報道がありました。
(画像掲載元:55 秋山 翔吾選手名鑑2019 |埼玉西武ライオンズ)
西武・秋山、メジャー挑戦決断!連覇置き土産に今オフ海外FA権行使へ (1/3ページ) - 野球 - SANSPO.COM(サンスポ)
今シーズンはまだクライマックスシリーズと日本シリーズが残っており、本人もジックリとは考えてる段階ではないとは思いますけど、その可能性は低くはないと思います。
おいおい勘弁してよ!来年どうすればいいのよ!?
というわけで、一足先にファンとして考えてみました。
去る者は追わないライオンズ
なんせ、埼玉西武ライオンズは去る者は追わない球団として有名です。
FA制度が始まってからこっち、どんどんFA権を行使して選手は出ていったし、実際はどうなのか知る由もないけど外から見る限りは球団がそれらの選手を全力で止めたとは思えなかったりします。
工藤だって清原だって松井稼頭央だって豊田だって和田だって土肥だって帆足だって中島だって涌井だって脇谷だって岸だって野上だって浅村だってサックリとFAで出ていったし、松坂だって牧田だってメジャー行きたいっていったらスンナリ許したし。
ならば秋山だって例外ではなさそうじゃないですか。
去る者は追わず、しっかり下から育てて補填するという球団のやり方は間違ってるとは思いませんが、秋山翔吾選手の場合はあまりにも痛い。
秋山翔吾の穴を埋める方法
もうコトがここまで来た以上、埼玉西武ライオンズとしては来年2020年の外野陣というのはしっかり考えておかなければなりません。
もちろん、ぼくが考えたところでまったく意味がありませんが、野球ファンとはそういう話好きなんですよね。今なら来年のライオンズの外野陣についてグダグダ言いながらいくらでも飲めます。
ともあれ、考えてみると色んなパターンが出てきてなかなか楽しくなってきましたよ。
①若手外野手を育てつつ使う
実績あるレギュラーがポッカリ抜けた場合、レギュラーを常に狙ってガムシャラに頑張っている若い選手たちにとってはそれはチャンス到来を意味します。チームとしても若手に自覚を与えて成長を促すことは長期的に見て得策なのは間違いありません。
というわけで、まず考えられるのが若手外野手を使うこと。
センターを守る若手筆頭は恐らく愛斗選手になるでしょうから、彼を積極的に使っていく。もしくは、金子侑選手をセンターに回し、鈴木翔平選手に期待するカンジでしょうか。愛斗と鈴木翔平、この2選手は期待されてますから、辛抱強く使っていくことは悪くない選択です。
②ベテラン外野手の奮起に期待する
2019年、浅村選手が抜けてセカンドの穴を埋めたのは、2018年は外野を守っていたユーティリティプレイヤーの外崎選手でした。そして、空いた外野のレギュラーを掴んだ選手こそ、木村文紀外野手。
普通に考えたら栗山選手を外野を守らせてメヒアをDHで使いそうなものでしたが、辻監督は見事でしたよね。おかげで木村選手はチームになくてはならない選手に急成長しました。ちなみに、木村選手は今年31歳。ベテランと言っていい歳になってきてレギュラーを掴んだのは見事です。
ならば、来年も脂ののった選手がレギュラーを掴んでもおかしくないでしょう。
埼玉西武ライオンズのアラサーの外野手といえば、熊代選手と斉藤選手。彼らが今年の木村選手のように頑張ってくれれば問題なしです。
③外崎を外野に戻す
ここから先は現実味はあんまりないパターンになります。
まずは、外崎選手を外野に戻す案。
スーパーユーティリティープレイヤーを便利に使うだけ使うのは心苦しいのですが、穴が空いたところに確実にフィットしてくれる外崎選手に頑張っていただくしかありませんよね。
そしてその場合、セカンドには期待の若手山野辺選手かすばしこい水口選手を入れます。なんか悪くないカンジです。
④外から選手を取ってくる
まぁ、これはこれまでのライオンズを見ると可能性は限りなくゼロに近いかも知れませんが、FA選手を獲ってきちゃうのが一番手っ取り早い。特に今年はFA市場には大物がゴロゴロいますし。
外野手ならスワローズのバレンティン選手、ホークスの福田選手、マリーンズの荻野選手とかならすぐにレギュラーですよね。間違いない。そして、ライオンズファンにとっては印象深いファイターズの杉谷選手も今年FA権取得じゃなかったっけ。
また、外崎選手を外野に回すならセカンドにカープの菊池選手を取ってくるのも良すぎ。菊池源田の二遊間とか、もう夢ですよね。侍ジャパンか。
まぁこれは、重ねて書きますが球団のこれまでの動向を考えると無いですし、来てと言ったら来てくれるものではないんですけどね。
秋山放出の一番の問題点
とまぁここまで書いてきたように、秋山選手が抜けても外野の守備はどうにでもなりそうですね。辻監督が見極めて手駒の中でよろしくやるでしょう。
しかし、秋山選手が出て行ってしまった場合、実は外野守備よりももっと大きな問題点があるんです。
それは、「1番バッター」問題。
連覇した昨年と今年、ライオンズの打線を打線たらしめてるのは間違いなく「1番秋山」なのです。秋山選手が1番で安打を量産したからこその球界随一の得点力を誇れたのです。
その秋山選手がいなくなる。誰が1番を打つのか。
もうね、これは断言できます。金子侑選手しかありません。彼のバッティング面での成長、これがないと来年のライオンズの3連覇に黄信号が、いや赤信号が灯ります。
うわぁ、頼むぜ、金子侑!
最後に
まだ、秋山選手が本当に出ていってしまうかはわかりません。球団も引き止めにかかるという情報もありますしね。
しかし、そのときに備えるためにいちファンとして考えてみました。あくまでもファンの与太話ですけど。
あ。そういえば秋山翔吾選手ってぼくと誕生日いっしょなんですよ(関係ない)。