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エンゼルス大谷翔平がツーウェイプレイヤー(Two-Way Player)に!

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2021年5月12日、エンゼルスの大谷翔平選手が2番ピッチャーで先発出場して今シーズン20イニング以上を投球し、MLBで定義された今シーズンのツーウェイプレイヤー(Two-Way Player)と認定されました。

大谷翔平
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ツーウェイプレイヤーになると野手登録や投手登録という制限から解放され、野手としても投手としてもどちらでも試合に出場できるようになります。

なんというか、二刀流完全体ですね。

ツーウェイプレイヤー(Two-Way Player)とは

メジャーリーグにおけるツーウェイプレイヤーは、MLBと選手間で合意した2019年に新しく定義された新しいルールです。

簡単に言うと投手でも野手でも試合に出られる選手ということですね。

ただし、昨2020年シーズンと今2021年シーズンは新型コロナウイルスの影響で、投手の人数は制限なく、野手でも試合状況にかかわらず投手として公式戦に登板できるという特例があるため、あんまり活きてないルールではありますが。

新しい“ショウヘイルール”

2019年の合意の際、選手の野手と投手の線引きが明確になり、延長もしくは6点差以上の点差が開いた場合のみ野手が投手として登板できるルールが追加されました。これまで、負け試合や消化試合などで投手を使い切った場合に野手が登板することはありましたが(イチロー選手も登板したことありますね)、これが出来なくなったのです。

しかし、そこで問題となったのが二刀流、大谷翔平選手です。このルールが適用されると二刀流として出場できなくなってしまいます。

そこで、登場したのがツーウェイプレイヤーというわけです。大谷翔平選手のために出来たようなルールで、アメリカのメディアでも「The Shohei Rule」なんて呼ばれ方をしてたりします。

メジャーリーグでは現在、選手はシーズン開始前もしくはMLB初出場時に投手か野手かを登録することになりますが、これはシーズン中に変更できません。しかし、ツーウェイプレイヤーになるとこの制限は適応されません。ツーウェイプレイヤーと認定されれば、投手でも野手でもどちらでも試合に出ることができるようになります。

野手と投手は明確にわけたい、でもショウヘイがいる困った、じゃあ二刀流を定義しようと言って出来たわけですから、正に大谷翔平のためのルールですよね。

ツーウェイプレイヤーの定義

では、どのようなプレイヤーがツーウェイプレイヤーとみなされるのかと言うと、投手として20イニング以上を投げ、野手として20試合以上先発出場(1試合3打席以上)すればオーケーです。これをクリアすれば以降は野手と投手どちらとしても試合に出場できるようになります。

逆に言うと、先ほども書いたように今季は特例なので、最初から二刀流でいけた大谷選手も、このコロナ特例がなくなるとこれをクリアするまではツーウェイプレイヤーとは見做されません。

ツーウェイプレイヤーの利点

ツーウェイプレイヤーになることの利点ですが、これは選手側には別に何もありません。大谷選手自体に変化があることは少ないでしょう。

それよりも、チームにメリットが大きいんですね。

現在、メジャーリーグではチームの投手登録のロースターは13人以内と決められていますが、ツーウェイプレイヤーはこの枠には入りません。引き分けがなくて試合数も多いメジャーリーグでは常に投手が足りないチームが多いですが、投げられる選手がひとり増えるというのはそれだけで非常にメリットが大きいと思います。

また、万が一大谷翔平選手が投手として故障者リスト入りした場合、リスト入りしている期間中も野手として試合に出ることは可能となります。これも駒不足のチームにとっては大きいメリットです。あんまり無理させるなよ、とは思いますが。

最後に

なんというか、ツーウェイプレイヤーというのはチームにとっての最強の駒、みたいなもんですね。

しかしチームにとっては本当に居れば非常にありがたい選手なのは間違いありませんから、こうやって定義されることによって二刀流を育てようという流れがメジャーで出来ていくかもしれません。そうなると、大谷翔平選手は本当に「メジャーリーグの歴史を変えた」ということになるでしょう。

それにしても、選手としては大変そうではあります。