今年も行われました結成16年以上のプロの漫才師の賞レース『THE SECOND』。
ツートライブが優勝してビックリ。
(画像掲載元:ツートライブ プロフィール|吉本興業株式会社)
いや、文句はありませんよ、もちろん。
しかし、長年言っているとおりぼくの推しは金属バット。M-1のころから、いや、それ以前から大好きな金属バットなのです。
まぁいいや。
ところで、『THE SECOND』については毎年全対戦の感想を書いてきました。
- 『THE SECOND』グランプリファイナル全対戦の感想をお笑い好き関西人のオッサンが述べる - コバろぐ
- 『THE SECOND』グランプリファイナル全対戦の感想をお笑い好き関西人のオッサンが述べる【2024年版】 - コバろぐ
今年も書こうかと思ってたんですけどもどうも時間がない(言い訳)。
なので雑感をザックリとだけ書いておこうと思います。
『THE SECOND』2025雑感
金属バットは今年も…
まずはぼくが推している金属バット。
1回戦でレジェンドのザ・ぼんちと当たりました。おさむ師匠のボケが観客(=審査員)にハマれば大ハネする予感がしていてそれは当たってましたが、かろうじてぼんち師匠よりも得点が上になりました。危なかった。
しかし準決勝、相手の囲碁将棋のネタが良すぎた。結果、今年も金属バットは散りました。
ネタは相変わらずの完成度でしたねぇ。二人とも飄々としてますがこの『THE SECOND』に懸ける思いは人一倍強いですから。なのに、絶対に大会優勝にネタを寄せない、自分らのやりたいネタをやる(ように見える)金属バット、相変わらずサイコーでした。
囲碁将棋強すぎ
金属バットを下したその囲碁将棋、今までで一番完成度高かったんじゃないですか。そのまま優勝すると思ってたんですが、3本目のネタが2人でワチャワチャするやつでした。
これ、囲碁将棋の漫才の醍醐味が溢れたパターンできっと2人が好きなパターンなんですが、1本目2本目のような文田がボケ倒して根建がツッコミ倒すパターンのほうが勝つには良かったんじゃないかな。知らんけど。
しかしオモロかった。随分と熟練度が上がったなという印象。
ベストバウトははりけ~んずvsツートライブ
ぼくにとってのベストバウト、見ていて滅茶苦茶オモロかったのは準決勝のはりけ~んずとツートライブの対戦でした。
とにかく病的に関西弁のしゃべくり漫才が好きなぼくははりけ~んずで大笑いしてました。
最近の漫才って、ツッコミが諭すタイプが多いじゃないですか。バッテリィズもそうだしエバースもそうだし豪快キャプテンもそうだし実は金属バットもそう。これもオモロいんですけどぼくはやっぱりスパーン!とツッコんでくれたほうが好きなんですよ。そういう意味でもはりけ~んずとツートライブの勝負は見ごたえがありました。
3年連続吉本勢がチャンピオン
ツートライブがチャンピオンになったことで、初回のギャロップ、去年のガクテンソクに続いて今年も吉本勢が優勝ということになりました。
これについて色々いう人も出てきそうですけど、やっぱり全国に劇場があって常にナマの観客の前でネタを磨いて“寄席の空気感”を肌で感じている吉本勢はやっぱりこういう大会は強いと思います。特に『THE SECOND』は他の大会と違ってそういう空気、普通の劇場でネタをやってるような空気になってるような気がしますし。
ていうかそれ以前に決勝に残ってるのがほぼ吉本勢だけという。え?非吉本ってもしかしてマシンガンズだけ?
最後に
総じて、「いやあ~!オモロかった!」というしかありませんね。
なんかネットで「M-1より面白い」って言ってる人を見かけたんですが、当たり前やろ!経験値が違うんやから!
というわけで、来年も楽しみだなぁ。
やっぱ漫才はサイコーや!