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ぼくにとってのつげ義春は、ゲームだった

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先日、漫画家のつげ義春先生が88歳で亡くなりました。

つげさんは、その幻想的で叙情的な作品で知られ、熱狂的なファンが多かったことでも知られます。

なので、この訃報が公になってSNSなどは結構ざわついています。『無能の人』、『紅い花』、『ねじ式』などのその作品について語られてたりします。

当然、これらの作品は漫画です。

しかし、ぼくにとってのつげ義春といえば、ゲームです(またか)。

かつて、PC-9801とX6800向けに『名作浪漫文庫』シリーズとして『ねじ式』がゲーム化されていたのです。

『名作浪漫文庫 ねじ式』とは

『名作浪漫文庫 ねじ式』は1989年にツァイトより発売されたアドベンチャーゲームです。

『ねじ式』を主軸にしてつげ義春の漫画の世界をゲーム化したもので、主人公はつげ漫画の世界を彷徨い、様々なキャラクターと出会い、最後は自分という存在は何かという問いと、その答えが出ないままゲームは終わっていきます(確か。うろ覚え)。

つげさんは当時息子さんと『スーパーマリオブラザーズ』で遊んでコンピュータゲームに興味があって制作にも関わったらしい。そして、満足したらしい。

「私の作品を元に、新しい作品ができた。私はこれを元に、また新しい別の作品が描けそうだ」とおっしゃったということは制作の中心にいたクリエイター大浦由貴さんが『月刊漫画ガロ』で語っています。

つげ世界をちゃんとゲーム化したゲーム、それが『名作浪漫文庫 ねじ式』なのです。

ちなみに、このシリーズ2作目はひさうちみちお先生の『アソコの幸福』です。

『名作浪漫文庫 ねじ式』でつげ義春に触れる

ぼくは当時バリバリのパソコンゲーマーだったわけですが、時代は我が相棒PC-8801markⅡSRがバリバリの現役のときであり、バリバリのビジネスマシンであるPC-9801向けに作られたゲームは遊べませんでした。

しかし大学受験浪人している間に時代はホビーもPC-9801だ!となり、大学に合格したときに自らお祝いとして98を購入しました。

そして、大阪の日本橋を『維新の嵐』の中古ソフトを求めて彷徨ったことは以前書きましたが、そのとき実はこの『ねじ式』も探してたんですよねー。そしてゲットしました。そして遊びました。

ちなみにこのとき、まだぼくは漫画には触れていません。よってその世界はまだ知りませんでした。しかしプレイして作品内の数々の言葉に心を微妙に揺さぶられるというか、そんな感覚を感じました。

そもそも、画面の両側に「善人なおもて往生をとぐ、いわんや悪人をや」とか常に書いてある。『歎異抄』ですね。浄土真宗の核となる言葉です。これが常に両側に書いてあるものですから、それとゲーム内の言葉や出来事に絡めて考えることになります。それでなんか、プレイしてると脳がグニャグニャしてくる感覚になったことを強烈に覚えています。

最後に

もちろんそのあと、つげ義春先生の漫画にハマっていくことになりましたが、ぼくにとっての『ねじ式』はゲーム、つげ義春はゲーム、だったのです。

ああいうゲーム、なかなかないですね。