内海哲也、引退
埼玉西武ライオンズの内海哲也投手が引退するそうです。
読売ジャイアンツのエースとして君臨し、数々のタイトルを獲得した通算135勝の大投手が、引退…。
それにしても、内海投手も今年40歳かぁ。今季は最初から覚悟を決めていたと言いますし、年齢がいい節目になっちゃったんでしょうか。
プロ生活19年、135勝を挙げてタイトルも多数、素晴らしい左腕投手でしたが、積極的にファンサービスをしてくれる選手としても有名でした。練習後に多くのファンにサインを書いてあげたりや写真撮影してあげたりしてましたし、施設訪問したり奪三振の数だけランドセルを寄付したり、なんだか人間としてもかなりの人格者でファンから愛されていました。
埼玉西武ライオンズに来てからはケガなどでなかなか1軍で投げることすら難しい状況でしたけども、その偉業は色褪せないところです。
埼玉西武ライオンズの内海
ところで、ぼくはこの内海哲也投手に埼玉西武ライオンズファンとして非常に感謝しているのです。
今年、ライオンズの投手陣って非常に好調じゃないですか。ハッキリ言って、他球団も羨む投手王国です。去年までを考えたら嘘みたいです。なんせ「10点取られても11点取ればいいじゃない」という野球しかできなかったライオンズです。それがなに。エゲツないですよ、チーム防御率。素晴らしすぎる。
ぼくは、このライオンズ投手陣の成長は、内海投手のおかげだと本気で思ってるんです。だから、感謝してるんです。
今まで、ライオンズには「投手とは何ぞや」ということを若い選手に背中で教えるベテランがいませんでした。エースはFA権を取得するととっとと他球団へ行ってしまうのがライオンズです。まぁ、投手だけじゃなく野手もですけど。だから、背中で教えるベテランなんているはずもなかった。
そこに内海投手が入ってきて、投手の何たるかをライオンズ投手陣に見せ続けた。…と思うんです。
キャッチボールひとつにしても、テーマを決めて頭を使ってやれば練習になるんです。ただのアップじゃない。確か十亀投手が「若いのはただただキャッチボールをしてる」みたいなことを言ってたっていうのを中継かなんかで聞いたことがあるんですが、それです。そんな状況の中内海投手が来て投手陣は変わったんじゃないでしょうか。
その結果が、今年。
絶対そうだとぼくは思うんですよね。だから、めちゃくちゃ感謝してる。
内海投手、埼玉西武ライオンズに来てくれて本当にありがとう!
FAで巨人入りした住谷捕手の人的補償なので本人は望んでなかったかもしれませんが、こっちは嬉しかったですよ!
最後に
というわけで。
内海投手、お疲れ様でした!
コーチとして残ってくれてええんやで。