“ゲーム”をひとつの文化と捉え,それを“未来への遺産”にする目的で設立されたゲーム文化保存研究所という会社があります。
そのゲーム文化保存研究所が、その活動の一環として2018年1月15日に『ビデオゲーム・アーカイブス』という電子書籍を創刊しました。
第一弾は『クレイジー・クライマー』!!!
ビデオゲーム・アーカイブス
2018年1月15日に創刊された電子書籍で、販売方法はAmazonのKindleのみのようです。
どうやら1冊ごとに一つのゲームを掘り下げていくようで、第1弾は『クレイジー・クライマー』がテーマとなっています。
貴重な資料とともに、ゲーム産業黎明期を考察するビデオゲーム・アーカイブス第1弾!
画期的なツインレバーでゲーム業界に衝撃を与えた異色作「クレイジー・クライマー」。
その全てを1冊にまとめました。
一般には公開されていなかったオペレーター用の設定資料や海外向けの販促資料も掲載。
『クレイジー・クライマー』を作った藤原茂樹さんへのインタビューから始まり、メーカーである日本物産という会社のことが書かれ、そして資料から操作方法やドット絵パターン、裏技やバグ技など、『クレイジー・クライマー』のすべてが一冊に詰まってるようですよ!
レトロゲームファンとしては垂涎モノの一冊でしょう。
今後に大期待!
これはいいですねー!ひとつのゲームでガッツリ一冊!
しかも第1弾に『クレイジー・クライマー』を持ってくるあたり、シブイですね(個人的な感想です)。日本で最初にビデオゲームの概念を国民に示した『スペースインベーダー』や、ナムコの名作『ゼビウス』なんかで耳目を集めようとしてもよさそうなところを『クレイジー・クライマー』とか、シブすぎる。
しかし、今後の展開が楽しみですよね、これ。
これからどんなゲームが取り上げられていくのか、それに伴う開発者のインタビューにどんな大物が出てくるのか、楽しみすぎて失神しそうです。
マイナーな名作にも光を当ててくれそうですし、今後も要チェックですね。
最後に
そろそろ「長い」と言っても良くなってきたゲーム文化の歴史は、今後わかりやすくアーカイブされていくべきですし、こういった活動はどんどん活発になってほしいです。
なってほしいというか、できれば自分でもやっていきたいところですけども。自分でやるならパソコンゲーム方面ですけどね、ぼくの場合はやっぱり。
ともあれ、『ビデオゲーム・アーカイブス』の今後に期待です。