お茶の間にお馴染みとなりつつあるお笑いコンビといってよくなってきたかもしれないTOKYO COOL。
ぼくの周りで「誰それ知らん」と言う人も減ってきた印象で、なかなかいい感じ。
応援していたオッサンコンビ錦鯉がM-1優勝を果たした以上、ぼくが今後注目していくコンビはこのTOKYO COOLかもしれません。
しかし、個人的には何等かの賞レースで王者となりもっと注目して欲しいと思いつつも、彼らが泣く子も黙るチャンピオンになるのは厳しいかもしれない、という思いがぬぐえません。
いつまでも見てられるネタ
ぼくがTOKYO COOLを注目している理由は以前書きました。
ただただ明るいだけのオッサンが勢いだけの無毒なネタをする、というだけのネタばかりなんですけども、勢いがあるから面白い。ただ、笑える。とにかく、人畜無害の笑い。逆マシンガンズみたいな。
そして、彼らがスゴいのは、その勢いの無毒のネタのパターンが色々あるのでいつまでも見てられるところです。それをショートスパンで次々と畳みかけられて見てるほうは笑いを解くヒマがなく笑いが笑いを産み、見ているうちに笑いが爆笑へと成長していく。無毒のネタは基本的には嫌いなぼくでもその波状攻撃に耐えられず笑い出してしまうので、このやり方は、ネタとしてはものすごい発明なのかもしれません。
すごいぞTOKYO COOL!
どこでも切れるネタ
しかし、このやり方には弱点があります。
その勢いだけの(だけっていったら語弊があるけど)ネタの連続という構成ゆえに、どこでもそのネタはぶった斬ることができるのです。延々と出来る一方、1個か2個やって締めることもできるのです。
テレビには合ってるかもしれません。現に、彼らは最近急速にテレビのネタ番組に出てきていますけど、そのほとんどが「ショートネタコーナー」みたいなコーナーばかりのような気がします。それで成立しちゃうんですもん。
だから、もしかしたら彼らは笑いを爆笑に育てるまでにはもっと手数が欲しいと思ってるんじゃないかと考えちゃうんですよね。ひとつひとつの破壊力は抜群ですから十分笑いを取ってはいるんですけど、もっと続ければ確実にもっと大きな笑いを取ることが出来るのに、と思ってるんじゃないかと。
ぼくも、彼らに30分くらい時間をあげたらものすごいことが起きるような気がするんですよね。知らんけど。もしかしたらテレビじゃなくて営業とかではやってるのかもしれんけど。
最後に
だからぼくは、TOKYO COOLのネタをノンストップで1時間くらい見たい。笑いが笑いを産み、笑い死にするかもしれないけど、それもまたよし。
1時間と言わず、30分でも。
『お笑い実力刃』でやってくれないかしら。それが出来るテレビ番組といったら、『実力刃』くらいですよね。
そして、間違ってM-1で決勝行かないかなぁ。