いよいよプレミア12が始まります。野球好きとしてはオフシーズンも野球を楽しめるのでありがたいですね。
ところで、このプレミア12って何でしょう?野球の国際大会としてはご存知WBCがありますが、WBCとの違いはなんでしょうか?
プレミア12とは何だ!?
プレミア12とは
プレミア12は、世界野球ソフトボール連盟(WBSC)が4年に1度開催する国や地域のプロ選手主体の代表チームによる国際大会となっています。
2015年に第1回大会が開催され、以後4年に1回、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)開催年の中間年に開催されることになっています。ちなみに2023年は開催されず1年延期され2024年に延期されました。次は2027年です。
出場チームについて
プレミア12に招待されるのは12ヵ国、WBSC世界ランキングの上位12チームとなっています。
ちなみに、このランキングは成人代表の成績だけではなく、12歳以下、15歳以下、18歳以下、23歳以下のすべての代表の国際大会での成績が含まれています。なので国としての野球の総合力が高い国が出られるということですね。次の2027年の大会では招待チームは16に拡大される予定です。名称もプレミア16になるんでしょうかね。
創設されたわけ
プレミア12が創設されたキッカケは、オリンピックにあります。野球がオリンピックの実施競技から外され、国際オリンピック委員会(IOC)からの補助金がなくなったため、国際野球連盟(IBAF)が資金不足に陥りました。そして、アメリカのメジャーリーグ(MLB)から資金援助を受けることになったのです。その条件としてMLB主催のWBCの世界選手権としての公認、そしてIBAFの国際大会の廃止および再編があげられ、その結果IBAF主催の国際大会は廃止され、IBAF主催の新たなトップレベルの各国・地域代表戦としてIBAFプレミア12(現WBSCプレミア12)が創設されました。
今後の課題
以降、徐々に知名度をあげてきていますが、野球の国際大会への関心が低いアメリカでは知名度はまだ低く、MLB選手やスポーツ記者さえ知らない人がいるほどです。WBCですら第1回にデレク・ジーターというスターが出場表明をしなければ関心は低いままだったことを思えば、プレミア12もこれからまだまだブランド力を高める努力が必要な大会と言えるでしょう。アメリカですらそれですから、世界規模では野球はまだまだマイナーなスポーツだということを考えると、生半可じゃいかないでしょうけども。
最後に
まぁしかし、そんなゴチャゴチャしたことはどうでもよくて、野球好きとしては野球の国際大会が盛り上がることは非常に嬉しいことですから、ただただ楽しもうと思います。
野球がよく分からんという方々もプレミア12をきっかけに野球に触れてみたらいかがでしょうか。