『ハイドライド』、『ファンタジアン』でファンタジーRPGに目覚めた中学1年生のころ。PCゲーム雑誌ログインを買いに行った本屋さんで、1冊の本を見つけました。
それが、『ウィザードリィ モンスターズマニュアル』。
所持金が全財産でギリギリでしたけど、買いました。
ウィザードリィ モンスターズマニュアル
『ウィザードリィ モンスターズマニュアル』は、1985年12月に発売された、ファンタジーRPGの元祖『ウィザードリィ』のモンスターの図鑑みたいなやつです。
『Wizardry #1 Proving Grounds of the Mad Overlord (狂王の試練場)』に登場する全モンスターがおどろおどろしいイラストで描かれ、その解説とスペックが見開きで紹介されているスタイルで、見やすく頭に入りやすいです。
『ウィザードリィ』がアスキーにより日本のPCに移植されたのが1985年ですから、その関係で出版が決まったんでしょうか。もちろんそれまではオリジナルのApple版しかなく、そのグラフィックはお世辞にも「ああ、カッコイイ!モンスターわかりやすい!」ってわけではありませんでした。
こんなカンジ。
(画像掲載元:A Diary – Wizardry | RESTRICTED ZONE)
この『ウィザードリィ モンスターズマニュアル』は、当時雑誌の紹介などでしか見たことがなかったよくわからないモンスターに対して「ああ!これってこんなモンスターだったのか!」と理解を深めるのに役に立つ1冊でした。
帯に「初めて視覚化されたWizardryの世界」という文句は伊達ではありません。
『ウィザードリィ モンスターズマニュアル』とぼく
当時、RPGに登場するモンスターを紹介する書籍は結構あったような気がします。パソコンゲーム雑誌『ポプコム』では良く特集を組んでモンスターを紹介したりしてましたし。RPGが流行る直前の時代で、PCゲームファンが色んな情報を欲していたということもあるんでしょうけども。
情報を欲するのはぼくも同じで、『ファンタジアン』を絶賛プレイ中だったぼくは、英語表記のモンスター名を辞書で調べたりしてました。
「orc」「ogre」「goblin」とか、「鬼」「鬼」「小鬼」と書いてあって「え?え?え?どういうこと?」とかなっていたぼくにとって、この『ウィザードリィ モンスターマニュアル』はとても役に立ちましたよ。
寝る前に布団の中でパラパラとめくっては悦に入っていましたね。
ちなみに、この本の参考文献でピアズ・アンソニィの傑作ファンタジー小説『魔法の国ザンス』シリーズを知り、それを読んでますますファンタジーの世界にのめり込むことになります。これもオススメですね。
最後に
最近ふとこの『ウィザードリィ モンスターズマニュアル』を思い出しまして、探してみたんですけどどこにもなくてですね…。
実家にあるかなぁ…。
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