2019年9月4日現在、プロ野球埼玉西武ライオンズは優勝に向けて福岡ソフトバンクホークスを猛追している状態です。
しかし投手陣は相変わらずでリーグ最下位、いくらバケモン級の打線を擁しているとはいえ、よく優勝争いできるな…ってカンジなんですけど、その中でひとり非常に輝いている投手がいます。
それがザック・ニール投手。
(画像掲載元:https://www.seibulions.jp/team/player/detail/2019_54.html)
現在9勝1敗、8連勝中と「負けないニール」として頑張って投げてくれています。この柱がなかったら上位になれたかどうかってくらいの存在感ですね。
まさにニールさまさま。
ザック・ニールに期待してなかった
ザッカリー・シェリダン・ニール(Zachary Sheridan Neal , 1988年11月9日 - )は、アメリカ合衆国サウスカロライナ州コロンビア出身のプロ野球選手(投手)。右投右打。埼玉西武ライオンズ所属。ニックネームは、「ニーリー(Nealy)」。
ニール投手は2019年に新しく埼玉西武ライオンズに入団しました。入団会見を見て「あらヒゲがかっこいい…」と思ったのを覚えてます。
そこで経歴を調べてみたんですけども、正直少しガッカリしたんですよね。
2010年のドラフトでプロ入りしたんですけどその後鳴かず飛ばず。2016年にやっとアスレティクスでメジャーデビューして2勝4敗2セーブという成績を上げましたがシーズン通して働いたのはこの年くらいで、2017年は6試合、2018年はドジャースで出場したのは1試合のみ。
それで新天地を求めて日本に来たというカンジでしょう。
「うーんこれはあんまり期待できないかなぁ。日本に来て確変おこす選手もいるけど、まぁ期待せずにいよう」
申し訳ないけど、そんな風に考えてたもんですよ。
現在8連勝中!
ところがどうです?2019年9月4日現在、9勝1敗という堂々の成績、しかも目下8連勝中です!
4月2日のデビュー戦で初先発初勝利をあげて「おっ」と思わされたもの束の間、その後は全く振るわず4月中に2軍落ち。「このまま消えていつの間にか退団のパターンやろなぁ…」なんて思ってたんですが、2ヵ月の調整を経て6月に1軍復帰、それからはスルスルと連勝街道まっしぐら、8連勝してます。これはライオンズの外国人選手としては1994年の郭泰源の9連勝に次ぐ記録となっています。
調整中、しっかり日本の環境にしっかり馴染んだということでしょう。
ゴロを打たせてアウトを取るグラウンドボーラーであるニールにとって、低くて柔らかい日本のマウンドで投げるのが苦労してたみたいですね。でもそれにしっかり対応してきた。
「もともと俺の前足は強くないんだ。フロントサイド(前足側)の動きを変えて上半身の開きを少し早くした」
引用元:西武ザック・ニールはなぜ“優良外国人“へと変貌したのか?――日本とアメリカの“違い”を考える | 文春オンライン
色々考えてるんだなぁただ投げてるだけじゃないんだ…(当たり前)。
また、日本に積極的に順応しようとしてるみたいで、2軍で調整してる間に「アザーッス」と「オツカレッス」という言葉を覚えたみたいで、投げるたびにあがってるお立ち台でのヒーローインタビューでよく使ってますね。
中6日のローテーションに対するルーティンも出来上がったみたいだし、これからますます期待できると言っていいんじゃないですか。
完全に先発の柱です!ニールさまさまです!
最後に
さて、埼玉西武ライオンズはリーグ優勝、そしてクライマックスシリーズ制覇、さらに日本シリーズに向けて正念場なのは間違いありません。
必要なのはニールの完璧なピッチングです。連勝記録というものは途切れるもんなんですけども、せめて今シーズンの間は続いてくれんことを。
オツカレッス!