どうも!コバヤシです。
先日、アメリカで行われたオークションで、ジョン・レノンの髪の毛が約400万円で落札されたって話題になっていましたね。
この髪の毛は、ジョンが映画に出演する際にカットしたものだそうです。それにしても、10センチの束になった髪の毛が400万円ってスゲー。
ところで、「え?ジョン・レノンが映画?」と思った人も多いんじゃないですか。ぼくはこれでもビートルズファンの端くれなんで、知ってましたけどね(ドヤァ)。
まぁ、普通に映画好きな人は知ってるんでしょうけども。
How I Won The War(邦題:ジョン・レノンの僕の戦争)
その映画とはスバリ、『How I Won The War(邦題:ジョン・レノンの僕の戦争』。1967年に公開されましたが、日本では劇場未公開。
リチャード・レスター監督が徹底的に戦争を皮肉りブラック・ユーモアで固めた傑作で、ハリウッドの単純な勧善懲悪、英雄主義な戦争映画とは異なり、イギリスらしいシュールでウィットに富んだクレイジーさを発揮した反戦映画です。
とにかく意味不明な対話と映像が洪水のように押し寄せてきてわけわからんです。相当頭が良いか相当頭が悪くないとこの映画の芯は見えないんじゃないでしょうか。
ジョン・レノンの役どころ
髪まで切って出演したジョン・レノンの役どころは、坊ちゃん中尉率いる歩兵隊の無学で変わり者でハシャぎまくる隊員。どうしたジョン?と聞きたくなるような演技をたくさん見せてくれます。
反戦主義者だったジョンは、「イギリスの」「ウィットに富んだ」「反戦の」映画だから出演したんだろうと思います。この映画の思想とジョン・レノンの思想が合致していたというか、そんな感じだったんじゃないかな。
爆撃され、はらわたを出しながら「後で気が付く動機は、きっといい動機だ…」というセリフが、図らずもジョンらしい。
参考:後で気がつく動機は、きっと良い動機だ・・ - ユーザーレビュー - ジョン・レノンの 僕の戦争 - 作品 - Yahoo!映画
動画発見
YouTubeに、この映画のジョン・レノンの主演シーンをまとめた動画があったので貼っておきます。
ちなみに、6:35あたりから観てみてください。
飲み物を盗んでハシャぐジョンがおもむろに銃を撃たれまくるシーンなんですが、ぼく大好きなんですこのシーン。
万人にはオススメできない映画
最後に書いときますが、この映画は人を選ぶというか、理解できない人にはとことん理解できないままだと思いますし、イギリス独特の皮肉たっぷりなブラック・ユーモアが嫌いな人も多いですし、まぁとにかくみんなにオススメできる映画ではありません。別にジョンが主役じゃないですしね。
ちょっと変わった映画が観たいなら試してみてください。結構観ると疲れますけどね。
ではまた。