2019年5月14日0時すぎ、『月曜から夜ふかし』を観てたらニュース速報が入りました。
どうやらユネスコの諮問機関が「百舌鳥・古市古墳群」の世界遺産登録を勧告したとのことで、まぁ世界遺産になるのは間違いないだろうめでたいなぁ!ということでニュース速報の運びとなったんでしょう。
Googleマップで見るとこんなカンジ。古墳だらけ!
「百舌鳥・古市古墳群」とは
Twitterでも即座に「うわあああ!」「おめでとう!」なんて反応が見られましたが、「どこ?」みたいな正直な反応もあり、勉強しなさいよ、と思ったことはどうでもいいんですが、あの仁徳天皇陵があるところですよ、と言っておきましょう。
百舌鳥・古市古墳群は、古墳時代の最盛期(4世紀後半から5世紀後半)にかけて築造された、古代日本列島の王たちの墓群です。古代日本の政治文化の中心地のひとつであり、大陸に向かう航路の出発点であった大阪平野に位置しています。
墳丘の長さおよそ500mにおよぶものをはじめとする、世界でも独特な鍵穴型の前方後円墳が多数集まり、これらと多数の中小墳墓が密集して群を形成しています。
本資産の古墳には、前方後円墳、帆立貝形墳、円墳、方墳という4種類があります。これらの型式は、日本列島各地の古墳の規範となった標準化されたものでした。
世界各地の多くの墳墓の墳丘が棺や室に盛土・積石しただけのものであるのに対して、古墳の墳丘は葬送儀礼の舞台として幾何学的なデザインを施し、埴輪などの土製品で飾り立てた建築的な傑作でした。
この古墳群にある古墳のうち、仁徳天皇陵は大きいですし、数も多くあります。それはもちろん日本国内への権力の誇示という理由があったのは間違いないですけど、もっと大きな意味があって、それは中国はじめ東アジアの国々へ日本の権勢を見せつけるというものです。多分。
あの辺、墳墓が出来たころはかなり海が近かったでしょうし、船でやってくる中国人に「スゲー」と思わせるために大きく造ったんじゃないでしょうか。聖徳太子の四天王寺と同じ目的ですね。知らんけど。
大阪人として「百舌鳥・古市古墳群」の世界遺産登録を喜ぶ
そんな「百舌鳥・古市古墳群」が世界遺産に登録される(かもしれない)と。ぼくは大阪人として無茶苦茶嬉しかったりするんです。
というのは、こと世界遺産に関しては、大阪は近畿地方の他府県の遅れを取っているからです。ていうか、今回登録されたらそれが大阪府初の世界遺産ということになります。
京都、奈良はもちろんまとめてたくさんありますし、兵庫には姫路城がある。そして和歌山には熊野古道があり、滋賀でさえ「古都京都の文化財」の中に延暦寺を滑り込ませています。
何でだ!関西一(ていうか日本一)の大阪が他に負けてるなんてあり得ない!くそうくそうくそう!とずっと思ってきたので、今回のニュースは大阪人として嬉しいなぁと思うのです。
最後に
まぁ、4段階の評価のうち最高の評価をもらっての勧告らしいので、まぁ間違いないでしょう。
ここからもし「やっぱり世界遺産登録ダメです」とかなったら大阪で暴動起こるで!