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光栄『大航海時代』の広告を最初に見たときに誰もが思ったこと

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『ログイン』や『ポプコム』など、昔は数々のPCゲーム雑誌がありました。

こんなにあったパソコンゲーム雑誌 - コバろぐ

それらの雑誌を毎月毎月買っては最新ゲーム情報や人気ゲームの攻略などを見たり連載コーナーを楽しんだりしてたわけですが、PCゲーム雑誌を購入する目的はもうひとつありました。

大量の楽しいゲームの広告

それは、言うまでもなく「ゲームメーカーの広告を見る」ことです。

大体どの雑誌も巻頭のコーナーとメインコンテンツの間に広告のページが続いててそれを見るのが非常に楽しみでした。特に、いきなりあらわれる新しいゲームの広告はとてつもなくワクワクしましたよね。

「ああ!こんなゲームが出るのか」「おっ、あれの続編、待ってました!」とか見ていて超シアワセ。

そして、毎号毎号紙を目で破るほどチェックしていたのが光栄(現コーエーテクモゲームス)の広告です。

当時、完璧な光栄信者だったぼくとしてはチェックしないわけにはいかない。『信長の野望』、『三國志』の続編は年末に交互にリリース、という当時の不文律はわかってても「もしかしたら」という淡い期待をしていましたし、ほかのゲームだって光栄だったら間違いないし、で必ずチェックしてました。

大航海時代

そんな中、いきなり現れたのが『大航海時代』の広告です。非常に驚いたのを覚えています。

大航海時代|オンラインコード版

『大航海時代』は1990年に光栄がリリースした海洋シミュレーションゲームです。

主人公はポルトガルかスペインに属して艦隊を率い、交易して儲けたり他国の艦隊を襲ったりして世界中を旅するというゲームです。カリブ海にいって海賊どもを討伐したり、世界一周を目論んだり、何気に楽しいゲームでした。ヘロヘロになって長崎までたどり着いたときには感動したなあ。

当時光栄がシミュレーション+RPGというコンセプトで開発していた「リコエイションゲーム」(造語)の確か第二弾。第一弾は『維新の嵐』でしたか。

とにかく、この『大航海時代』の広告を初めてみたときには「ええ…?」と若干の戸惑いとともに驚いたわけです。

『大航海時代』の広告を初めて見て思ったこと

まず思ったのが「ついにヨーロッパまで手を出したか」ということです。『信長の野望』『三國志』『蒼き狼と白き牝鹿』という光栄歴史三部作を例に出すまでもなく、当時の光栄はアジアを題材にしたゲームがメイン。そこへ「大航海時代」ですから、驚いたわけです。「もうテーマがなくなってしまったのか。光栄もヤキがまわったな」とかわけのわからないことを言ってたりしました。

それと、もうひとつ。

当時の光栄のゲームは、必ずシブサワ・コウという謎の人物がプロデュースしていました。実はその正体は光栄の社長の襟川さんだったわけですが、当時はそんなこと知る由もない。しかし、謎の名プロデューサー、シブサワ・コウの安心感は絶大で、ファンは彼が作るのなら間違いないと思っていたんです。

しかし、『大航海時代』は違いました。「PRODUCED BY EIJI FUKUZAWA」とか書かれていたのです。

「フクザワ・エイジて誰やねん…」

これ、当時の光栄ファンは絶対に思ったはずです。

新人か、シブサワ・コウの弟子か、シブサワ・コウじゃなくて大丈夫なんか…、しかも「大航海時代」て…。混乱する光栄ファン。

フクザワ・エイジて誰やねん

実は、フクザワ・エイジも襟川さんだったらしい。リコエイションゲーム用に、新たにプロデューサー名を作ったということみたいですね。

シブサワ・コウという名前は、襟川さんが尊敬している渋沢栄一の「シブサワ」に光栄の「コウ」を並べてつけられた名前とされていますが、フクザワ・エイジの場合は襟川さんの出身大学の創始者、福沢諭吉の「フクザワ」に光栄の「エイ」、それに2番目ということで「ジ」を並べているだけとのこと。

しかしそんなこと当時は知ってるわけもなく、ただただ混乱し、不安に思ったってわけです。

最後に

先日、「フクザワ・エイジ」というワードを突然思い出して書いてみました。

当時の光栄ファン以外の人にはまったくピンと来ない話ですね。