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『がんばれ森川君2号』の森川幸人が代表取締役を務めるモリカトロン株式会社は日本初のゲーム専門AI会社

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みなさんは、プレイステーション初期の名作(迷作)『がんばれ森川君2号』をプレイしたことありますか?そして、そのヘンテコなゲームを世に送り出した森川幸人という人を知っていますか?

がんばれ森川君2号

その森川幸人さんが、モリカトロンという会社の代表取締役になったとか。Twitterのトレンドに「森川君2号」とかあってビックリしましたわ。

『がんばれ森川君2号』とは?

『がんばれ森川君2号』(がんばれもりかわくんにごう)は、1997年5月23日にソニー・コンピュータエンタテインメントから発売されたプレイステーション用ゲーム。AIが搭載されたおもちゃのような「PiT」(Pet in TV) を育成する内容。

2007年2月22日にPSP用、同年4月26日にプレイステーション3用のゲームアーカイブスがそれぞれ配信された。

プレイヤーはPiT(ピット)と呼ばれるロボットを育成し、箱庭で作られた世界を冒険し全てのワールドに置かれている「AI-CHIP」を収集するのが目的。各ワールドはステージ・地形や置かれているオブジェクトなどが異なるが基本的には全て同一の造りになっている。ワールドによっては仕掛けを解かなければ先に進めない場所や、PiT自身の運動能力が問われる場所もある。

引用元:がんばれ森川君2号 - Wikipedia

ほほーん、とWikipediaをみて思い出すこと多数。つまり、あんまり覚えてなかったです。

AIを搭載されたPitはフィールドに置かれたオブジェに対して「叩く」「蹴る」「においを嗅ぐ」「食べる」などの12の反応をし、それに対してプレイヤーにたいして「YES」か「NO」か聞いてきて、その回答によって段々「コレは叩いちゃダメ」とか「コレは食べる」とか覚えていきます。

そんなPitがカワイイこのゲーム、大抵の人はうんこを食べさせて喜んでたような気がする。気がするっていうか、このニュースで思い出してTwitterでつぶやいてる人はみんなやってたみたいwww

そんなことしか覚えてませんけど、そしてたしかクリアしてませんけど、Pitを育てていくのはそれだけで楽しかったですね。

森川幸人さん

そんなヘンテコなゲームを世に送り出した森川幸人さんは、日本のゲーム界では忘れてはならない人のひとりです。

あの伝説の子供番組『ウゴウゴルーガ』を手掛け、その後株式会社ムームーを設立、プレイステーション向けに上記の『がんばれ森川君2号』の他に『ジャンピングフラッシュ』や『アストロノーカ』を手掛けてます。さらにその前には国産初のMAC向けRPG『サムライメック』の制作にかかわったりもしてたりします。

『サムライメック』制作については、実際にツールを使ってゲームをMACに落としていた野間口修二さんが書いた『ゲーム職人は眠れない』に詳しいので是非。

とにかく、プレステ初期からAIを搭載したゲームをリリースしまくってその後もAIに携わってきた森川さんがゲーム専門AI会社の代表になるのは、まぁ必然と言えるでしょう。

モリカトロン株式会社とは

モリカトロン株式会社は、今後市場が拡大するであろうAIの中でもとくに需要が増えそうなゲーム分野に特化してAIの設計と開発を行う会社になるようです。そのためには森川さんのノウハウは絶対に必要でしょうね。

モリカトロン株式会社で提供するゲームAI

・キャラクター会話AI…キャラクターの自然会話を自動生成します。

・パラメータ、バランス調整AI…キャラクターや武器、アイテムのパラメータなどの最適な値を自動生成します。

・メタAI…ゲーム全体を監視して、敵の強弱、出現率、イベント発生などを制御し,ゲームバランスの自動調整を行います。

・自動生成AI…ゲームフィールドの地形や草木などのオブジェクトを自動生成し、適切に配置します。

参考:日本初のゲーム専用AI会社モリカトロンが本日付で設立…代表取締役 モリカトロンAI研究所所長に『がんばれ森川君2号』などの森川幸人氏が就任 | Social Game Info

なるほど、ゲーム内でのキャラクタの言動に活かすだけでなく、ゲーム制作にも便利になるようなAIが開発されるらしい。

これはシロウトには盲点でした。もしかしたら、アマチュアのゲームクリエイターには是非とも欲しいAIがでてくるかもしれませんね。

モリカトロン株式会社概要

本社住所:東京都新宿区新宿1-9-2 ナリコマHD新宿ビル4F

設立:2017年8月

資本金:200万円

代表取締役 モリカトロンAI研究所所長:森川幸人

代表取締役社長:本城嘉太郎

あ、森川さんは代表取締役でも社長ではないんですね。つまり、責任持ってAIの研究に勤しむということでしょう。素晴らしいゲームAIを作っていただくことを願います。

最後に

まずはとにかく、より賢くなった『がんばれ森川君3号』の登場を期待せずにはいられません。そして、『アストロノーカ』の続編を。

あ、だけどゲームそのものは作らないのか。残念。