どうも!コバヤシです。
不動産仲介の営業やってます。色んなお客さんいます。
今回は、そんな数いるお客さんの中で、家を買えない人たちのことを書こうと思います。買えないといってもお金がないとかローンが通らないとか、そういう人たちの話ではありません。
性格がこんな人はなかなかお家を買うことができませんよ、という話です。
「とてもいいんだけど…」
「いいんだけど、ちょっとココがねぇ、いやだ」
「気に入った!でもコレがちょっと気に入らない」
こういう人はなかなか決まらないです。というか決められないです。
みなさんそれぞれ「こんな家がいい、あんな家がいい」という希望があって、その希望にかなった家に住みたいわけです。
価格はもちろん、間取り、広さ、立地、カースペースの数、庭の広さなどなど、希望は多岐にわたります。もちろん、細かいところをいれればもっともっと希望することはあるわけです。
そんな夢をかなえたお家で新生活いいですね!
ねぇよそんなの
しかし、それらの希望を全て100%かなえた家というのは、残念ながら世界中を探してもありません。
「もうどんな家でもいい。でもここだけは…」というのであれば探せばあるでしょう。今はなくてもいずれ市場に出てくるでしょう。
でも大抵の人はたくさんの希望をお持ちです。しかも、住む人がそれぞれ希望を持っている。
そうなってくると、やっぱり絶対にないんです、残念!
そこで、次の作業が必要になってくるわけです。
妥協アンド妥協
そう、妥協です。
物件を見ながら自分たちの希望のうち、どこが妥協できてどこが妥協できないのか考えていくのです。
例えば、「駅から10分以内、4LDK」という希望があって、それに適う物件がなかったとします。でも、駅から20分のところならいい物件があった、そして駅から10分以内に3LDKならいい物件があった。そのときに距離と間取りどっちを取るのか考える、妥協するってそういうことです。
実際にはこのほかにも様々な要素があってそれぞれが絡み合ってるので、あっちを立てればこっちが立たず、になって妥協といっても大変な作業ですが、これなくしては最終的に決定できないんですねー。
時には思い切って決めちゃう
いざ家を買うと決めたら、この妥協点を探す作業をドンドン物件をみてドンドンしないとダメなんです。
そうしないと、考えてるうちにその家を他の人が買っちゃって、また一から探しなおしになっちゃいます。
ぼくも、そうなってる家族を何組も見てきました。
だから、ある程度固まったらあとは「住めば都」だと信じて思い切って決めちゃわないとダメなんです。
大きな買物なのでベストな良い家を買いたいのはわかりますが、「もっといいのがあるんじゃないか」と考えてたら、買うのは不可能ですよ。
ベストに近いベターがあったら、それを買うことをおすすめします。
最後に
ウマく妥協して思い切って買う、これが肝心。そうしないでズルズルと探すだけになってくたびれて止めちゃう、なんて人もいます。
ここで「もう無いよこれがいいよ決めちゃいなよ」と攻勢をかける営業もいますけど、ぼくはそうしません。
こっちがウマく背中を押してあげてもいいですし、聴かれたら色々アドバイスはしますけど、最終決定は住む人がしてほしいと思ってるんです。
ええ、キレイごとです。ホントは……、いやいやぼくの営業スタイルは置いといて。
要するに、家を購入するなら「妥協」と「思い切り」ってことです。
ではまた。