京都の東山に知恩院というお寺があります。
その知恩院が2018年10月にTwitterを開設したらしく、先日たまたまぼくのTLに流れてきたんですが、それでちょっとびっくらこいた。
なんというか、知恩院、かなり攻めてます。
知恩院とは
みなさんはご存知ですか、知恩院。
知恩院(ちおんいん)は、京都府京都市東山区にある浄土宗総本山の寺院。山号は華頂山(かちょうざん)。詳名は華頂山知恩教院大谷寺(かちょうざん ちおんきょういん おおたにでら)。本尊は法然上人像(本堂)および阿弥陀如来(阿弥陀堂)、開基(創立者)は法然である。
浄土宗の宗祖・法然が後半生を過ごし、没したゆかりの地に建てられた寺院で、現在のような大規模な伽藍が建立されたのは、江戸時代以降である。徳川将軍家から庶民まで広く信仰を集め、今も京都の人々からは親しみを込めて「ちよいんさん」「ちおいんさん」と呼ばれている。
引用元:知恩院 - Wikipedia
ぼくも大学生のころは京都でばっかりデートしてたんでよく伺ってましたけど。八坂さんに行ったあと、南に清水寺に向かって歩くか、北に知恩院に向かって歩くかってパターンから始まるデートだったので。ってこれ書いたな。
まあ、何というか、京都の由緒あるお寺らしく趣のありまくるナイスなお寺でしたね。なんたって、浄土宗総本山ですからね。
その「ちおいんさん」が最近ブッ飛んでるんです。
知恩院 秋のライトアップ2018
例えば、11月2日から始まった「秋のライトアップ2018」。このサイトを見てほしいんですが。
開くと、いきなりこれですよ。
坊さんが楽しそうにジャンプ!文字どおりブッ飛んでます。
このサイトによると、このライトアップはInstagramを使った企画もあり、撮影した写真に「ナムい」「知恩院」というタグをつけて投稿すると「何かか起きる」とあります。
何だよ「ナムい」って。南無い。
初日から3日間は「おてつぎフェス」というイベントが行われ、知恩院僧侶バンド「ぽくぽくすまいる」も登場したそうです。ぽくぽくすまいる?
ライトアップ初日から3日間の「おてつぎフェス」は本日で終了。ご参詣ありがとうございました。ライトアップ限定の知恩院僧侶バンド「ぽくぽくすまいる」は本日で解散。オリジナルラバーバンドの配布も本日で終了……ですが、明日からもライトアップは続きます!たくさんのお参りをお待ちしています! pic.twitter.com/B2f6kl2AxM
— 知恩院 (@chion_in) 2018年11月4日
そして、このライトアップのPR動画も公開されていて、これもまたナムい。
さらにさらに、顔出しパネルも設置されてんのか!
設置完了なう。 pic.twitter.com/QMUOrplzfC
— 知恩院 (@chion_in) 2018年11月5日
なんというか、すげいなぁ。
新しいアピールの仕方
Twitterの開設時期なんかを考えると、知恩院は今回の「秋のライトアップ2018」をきっかけにして、これからSNSやネットを利用してPRしていこうと考えているんだと思います。
そこにはきっと、お坊さんとしてもっと気軽にお寺に来て欲しいという思いもあると思うんです。職業坊主なんて言葉もありますけども。
となると、知恩院さんほどのお寺なら大手広告代理店がいっちょかみしてるんだろうなあと思ったんですが、どうやらそうではないみたい。
お坊さん5人でジャンプしていた時はまさか「news zero」の取材が来るとは思いませんでした。「広告代理店が入っている」なんて噂されることもありますが、ディレクションの中心にいるのはつねにお坊さんです。自分たちの意志でジャンプしています。この秋、知恩院にお坊さんに会いに来てください!
— 知恩院 (@chion_in) 2018年10月25日
あんまりノリすぎちゃって寺院としての尊厳を損なうことのないように気をつけてもらいたいです。とはいえ、ぼくは個人的には寺院って本来そんなに厳かなもんじゃないとは思ってますけど。
「攻めすぎ」っていう評判は嫌いじゃないですね。多くの人々に教えを伝えるために比叡山を下りたのが浄土宗の開祖法然上人です。そうであれば、こうしてTwitterで多くの人々に語りかけるのが、本来の姿かと思っています。
— 知恩院 (@chion_in) 2018年10月18日
最後に
とりあえず、「秋のライトアップ2018」も是非行きたいとは思うんですけど、ちょっと無理かなぁ。
しかし今後、このイベントが終わっても、知恩院さんは色々とやってくれそうな予感がします。とりあえずTwitterはフォローしとこうっと。