いきなりですが、植物の話です。
シロツメクサってあるじゃないですか。いわゆるクローバーです。みんな躍起になって四葉のヤツを探したりするアレです。
あれ、なんでシロツメクサって言うか知ってます?
シロツメクサの名前の由来
シロツメクサは漢字では白詰草と書きます。白い詰める草。なぜこんな名前になったかというと、話は江戸時代にさかのぼります。
江戸時代、日本(江戸幕府)は鎖国をしていましたが清とオランダとだけは交易を続けていたことはご存知でしょう。そのオランダから献上物としてギヤマン(ガラス)などをいただいてたりしたのですが、その箱の中に緩衝材として詰められていたのがこの植物だった、という話があります。
(花が)白い詰め物用の草、といったところでしょうか。
明治になって渡来、全国に広まった
シロツメクサはその後、明治時代になってから牧草用として日本に広まりましたが、野生化して全国に広まりました。現在では緑化用としても良く使われています。
シロツメクサの花言葉
「私を思って」「幸運」
特に四葉だとしっくりくると思いますが、シロツメクサには「私を思って」や「幸運」といった花言葉があります。
花言葉があるから四葉のクローバーが幸運をもたらすと考えられたのか、元から幸運をもたらすという話があったから花言葉ができたのか、どっちかは分かりませんが。
「約束」
三つ葉のクローバーは元々キリスト教の三位一体(神、キリスト、精霊)を表すとされてきました。そして、聖パトリック司教がアイルランドでキリスト教を広めるときに象徴するアイテムとして三つ葉のクローバーが使用されたからこの花言葉ができたようです。
「復讐」
復讐。
恐ろしいですね復讐。そんな花言葉があったんだ…。
おそらく、上記の三つの花言葉「私を思って」「幸運」「約束」がウマくいかなかったときは復讐が待ってるヨ、という話なんでしょうね。恐ろしい。
花言葉をまとめて考えると
ウフフ。私を思ってちょうだい。それがアナタの幸福なのよ。さぁ、私と結婚すると約束して。アナタは幸福になるわ…。
え?別の女と結婚する?な、なんですってー!
許さない…。一生恨んでやるわ…。復讐してやる…。私の恨みを受けるがいい!祝ってや…間違えた、呪ってやる……!復讐してやるゥ!!!!
ということですね。
ストーカーやがな。
最後に
外来種の帰化植物ですが、もはや日本全国で見られるシロツメクサについてでした。名前の由来というのも知ってみると面白いもんですね。
ところで、そこで仲良く四葉のクローバーを探してるカップルの男よ。気をつけなさいや…。