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短いハンストも、水分塩分を摂るハンストも、立派なハンガー・ストライキです


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宜野湾市役所前でハンガー・ストライキ(ハンスト)をしていた若者がいたそうですが、105時間経過した時点でドクターストップによってハンストを終えたというニュース。

これについて、「早っ!」「短っ!」「水と塩分摂ってんのに?」といった声が上がって話題になってるわけですが。

彼のハンストは終わるのが早すぎるのか、水や塩分を摂ってはいけないのか、考えてみたい。

ハンガー・ストライキ(ハンスト)とは

そもそも、ハンガー・ストライキ(ハンスト)とは何なのでしょう。

ハンガー・ストライキ(英語: Hunger strike)とは、マハトマ・ガンディーにより始められた非暴力抵抗運動の方法の一つである。何らかの主張を世間に広く訴えるために、断食を行うストライキの一種。「飢餓(ハンガー)によるストライキ」という意味である。略して「ハンスト」ともいう。

引用元:ハンガー・ストライキ - Wikipedia

マホトマ・ガンディーとはインドの指導者で、不屈の意思でインドをイギリスから独立させた人物です。

マホトマ・ガンディー ガンジー

ガンディーは非暴力・不服従を掲げた徹底的な平和主義者ゆえ、このハンガー・ストライキという方法で政治的主張を貫いたわけですね。

ハンガー・ストライキは、命を賭した抗議の示威行為です。相手が要求を飲まないならば餓死するという覚悟をもってするものです。北アイルランド独立運動の際に行われたハンストは、実際に餓死するまでやめませんでした。

ハンガー・ストライキとはそれほど凄まじいものです。

デモンストレーションとしてのハンガー・ストライキ

一方ハンストは、デモンストレーションとして、パフォーマンス的な示威行動として行われることもしばしばあります。

その場合、この行動は世間の注目を集め問題喚起することが目的となります。命を賭けて行うわけではないため、水分や塩分を補給することもOKとなるようです。

抗議・要求貫徹のため絶食・減食をする示威行為。略称、ハンスト。社会的になるべく大きな影響を及ぼすために、公の場所で座り込んで行われることが多い。ハンガーストライキを行える時間には限りがあり命の危険を伴うため、抗議先・要求先は苦しい状況に立たされることがある。また、デモンストレーションや世間への問題喚起などを目的とした、死を覚悟しないハンガーストライキもある。

引用元:ハンガーストライキとは - コトバンク

あくまでも注目を集めることが目的となるため、餓死する覚悟も最初からありませんし、それゆえ迫力もありません。それは仕方がないことです。

短くても、水分摂ってもハンストはハンスト

なので、今回の件で「水分摂ってるのにwwww」「塩分摂ってるのにwwww」「命賭けてねぇwwww」という嘲りや批判は的外れです。お手軽ではありますが、あれも立派なハンストなのです。

まぁ、短いけどね。短いとやっぱりデモンストレーションとしても効果は薄いです。長ければ長いほど注目が集まり、世間の行動が始まることも期待できるんですけど、105時間ではちょっと。

しかし、105時間という時間、目的達成のために出来ることが他にあるかも知れないけど、それでも何度も書きますが世間の注目を集めるデモンストレーションなのですから!ドクターストップでもいいじゃない。

「ハンストの最短記録でギネス載れるんじゃ」というコメントもありましたが、故・青島幸男さんが1992年9月に国会議事堂前で行ったハンストは30時間でドクターストップがかかり緊急入院してます。

最後に

かつては命を賭けて要求を通す覚悟で行われたハンガー・ストライキも、今ではデモンストレーションなのです。当たり前です。死を賭して要求を通すなんて、意味ないからです。死んだら要求なんて絶対通らない。ご苦労さん南無阿弥陀仏で終わり。

だから、ハンストがパフォーマンス的なデモンストレーションになるのはしょうがないんですけど、それだと「甘い」と嘲りを受ける。

そうやって考えると、ハンストって行動の手段として選ぶのは選択としては悪手でしかないんじゃないかと思うんですけどね。やりたきゃやればいいけども。

個人的には、ハンストやるって人は『ハンガー』という映画を観て自分の覚悟を考えてからやってほしいと思ってます。