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『ROGUE(ローグ)』というゲーム


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再三書いてますが、ぼくはゲームが好きで、特にRPGではローグライクゲームが大好物です。

ローグライクゲームとは、そのまんま“ローグのようなゲーム”ということですが、じゃあその『ローグ』って何やねん?という人もいらっしゃるかと思います。

そこで、今回はRPG史に燦然と輝く不朽の名作『ROGUE(ローグ)』について書いていきます。

ちなみに、日本ではアスキーより1986年に発売されました。タイトル画面はこんなん。

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『ROGUE(ローグ)』ってどんなゲーム?

『ローグ』はダンジョン探索型のコンピュータRPG(ロール・プレイング・ゲーム)で、1980年にUNIXというOSで登場しました。

当時のパソコンゲームというのはグラフィックを用いたものは主流ではありませんでした(まだまだパソコンでは稚拙な絵しか書けなかった時代)。このころ流行っていたのは今ではテキストアドベンチャーと呼ばれるもので、「ドラゴンがいます。どうする?」なんて文字が画面に表示され、それに対して「戦う」とか「逃げる」とか入力するもの。

そんな時代に登場したRPGである『ローグ』は一体どんなゲームなんでしょう。

『ROGUE(ローグ)』登場

アメリカはカリフォルニア大学のバークレイ分校。そこのUNIX上にあるとき『ローグ』なるゲームが現れました。

その『ローグ』というゲームは遊ぶたびに変化するダンジョンに潜り、様々なアイテムを使いながらモンスターと戦い、ダンジョンの最下層にある「アミュレット・オブ・イェンダー」という魔除けを地上に持ち帰ることが目的のRPGゲームでした。

冒険結果がスコア表示され、それが複数のユーザーでランキングを競えるようになっていたこともあり、学生たちの間で大人気になったそうです。

『ROGUE(ローグ)』の開発者とUNIX

このブームを巻き起こしたゲームを開発した者もまた、学生でした。Michael ToyとGlenn WichmanとKen Arnoldの3人。

Michael ToyとGlenn Wichmanによって最初のバージョンが開発され、Ken ArnoldはMichael Toyがカリフォルニア大学バークレイ分校に編入された際に開発に加わりました。

こうして1980年に公式に『ローグ』は産声をあげ、瞬く間に大学で大人気となります。

前述のとおり、『ローグ』はUNIXというOS上で動いていましたが、カリフォルニア大学バークレイ分校は、UNIXの中でも人気のBSDの開発元でした。そのおかげで、『ローグ』はBSDに同梱されることになり、世界中で遊ばれるようになりました。

グラフィックが無い時代のゲーム

というわけで、グラフィックがなかった時代の『ローグ』の画面はこんなカンジ。

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「え?え?え?ナニコレ???」って若い人なんかはなっちゃうでしょう。これがゲーム画面なんです。マップ表示したとかそんなんじゃありません。これがプレイ画面です。

主人公やダンジョン、モンスターにアイテムまで、すべてがASCII文字で表されています。上の画像の右下の部屋に「@」が見えるでしょう、これが主人公です。その上の「H」はモンスターHobgoblin、上の真ん中の部屋の「%」が階段ですね。部屋はわかると思いますが、部屋の壁にある「+」は扉を表しています。

ちなみにこの画像は、今回この記事のために久々にプレイしたものです。何の武器も入手できないままレベル1の主人公にとっては強敵のホブゴブリンに遭遇してしまい、追い詰められて瀕死になってる図です。このあと確実に死にます(笑)

『ROGUE(ローグ)』のゲームシステム

『ローグ』の特徴といえばこんなかんじ。

・遊ぶたびに変化するダンジョン
・罠やモンスター、アイテムの自動配置
・冒険内容によるスコア制
・ターン制
・死んだら最初から

なぜこれらのシステムになったか。それについては「自分が楽しむためのゲームを作りたかった」と開発者のひとりMichael Toyが語っています。なるほど当時主流のテキストアドベンチャーだったら、開発者は答えを知っているわけですから楽しめないのは当たり前です。しかし、コンピュータがダンジョンを毎回作り、モンスターや罠を配置してくれたらどんなダンジョンを探索にするのかわかりませんから、開発者も楽しめるというわけですね。

世界観についてはテーブルトークRPGの『ダンジョンズ&ドラゴンズ』に影響を受けていますが、これは当たり前の話。『ウィザードリィ』も『ウルティマ』もそうですが、遊ぶのに人数が必要な『D&D』をひとりでもプレイしたいという貪欲なプレイヤーがコンピュータRPGというものを開発していったのですから。

自動生成のダンジョン

さて『ローグ』といえば自動生成のダンジョン。潜るたびにダンジョンの形が変わるってやつです。何パターンかが用意されていてそれらをランダムに出す、というわけではなく、完全にランダムで部屋や通路が作られ、その中に階段やモンスター、アイテムや罠が配置されていくのです。

なので、毎回新鮮な気持ちでダンジョンに臨めます。

気を付けなければならないのは、ポーションや巻物の効果などもランダムだということ。「青いポーション」が前回のプレイでは回復薬だったのでピンチの時に飲んだら毒薬だったなんてこともあるので注意しましょう。

ターン制について

『ローグ』は自分が動いたらモンスターが動くというターン制になっています。1回の行動で1ターン消費しますので、モンスターの隣なのにいきなりメシを食うのはやめましょう(笑)

モンスターのターンでは全部のモンスターが動くので、戦ってるときに背後から別のモンスターがやってくることもあります。『ローグ』のコツとして、常に1対1という状況を作るように考えて行動しましょう。また、モンスターに囲まれたときも諦めないで。落ち着いてアイテムをチェックしましょう。何かしら打開策はあるものですよ(ただただ絶望を覚えるだけの場合も多々ありますが)。

自分とモンスターの状況を考え、アイテムを駆使し、落ち着て攻略しないと『ローグ』のクリアはおぼつきません。

Hitsがゼロになれば死んでしまいますが、『ローグ』の場合そうなるとまた全て1からやり直しです。

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自らの墓標をみながら、しばしの間ボーゼンとするのです。

食料について

『ローグ』の重要なシステムのひとつに「食料」があります。『ローグ』というゲームにおいて、一番気にかけなければならないのは、実はメシなんです。

『ローグ』には「空腹度」というパラメータがあり、これは行動するたびに上がっていきます。すると自分の状態が「空腹」になり、それでも食べないでいると「虚弱」に、さらに時間が経つと「朦朧」となります。「朦朧」状態になったら何かしようとしても動けないという事態が発生します。そんなときにモンスターが近づいて来たら一巻の終わりです。死にます。

なので、常に食料を常備し、適時食べていかなければならないのですが、『ローグ』の世界にアイテム屋とかレストランとかありません。食料はダンジョンで拾って確保しなければならないのです。しかし、アイテムの配置もランダムですから、食料をゲットできるかどうかも運次第です。

ヤバいってときに食料「:」を見つけたときには小躍りしたいほど嬉しいですよね。

『ROGUE(ローグ)』のとっつきにくさ

さて、そんな『ローグ』ですが、いざ遊ぼうとなると非常に敷居が高い。見た目や操作が原因なんですが。

ASCII文字で描かれるゲーム

先ほどもゲーム画面を載せましたが、『ローグ』は全てASCII文字で表しています。

パッとみて何が何だかわからないってのは困りますね。まず、何が何を表しているのかを覚えなければなりません。

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やっぱりわからない(笑)

説明すると、「|」と「-」は壁を表して、「+」は扉を表しています。「#」は通路、「.」は何も無い床、「^」は罠。また、「%」は上下の階に通じる階段です。

前述のように「@」が主人公、モンスターはそれぞれ頭文字の大文字で表されます(「S」はスライム、「M」がメデューサとか)。

さらにアイテムですが「*」が金塊、「:」が食料、「)」が武器、「[」が鎧、「?」が巻物などなど。

これらを覚えちゃわないと状況がよくわからないというわけですね。遊んでるウチにおいおい覚えていけるんですが、その前に挫折する人も多いですね、実際。

キーボードフル活用の操作

さて、よくわからないゲーム画面以上にプレイヤーを挫折されるのが、その操作(コマンド)です。しかも、その数が異常に多い。それだけできることがあるってことですけども。

まず移動。h j k l y u b nで移動します。

hが左、jが下、kが上、yが右。そしてyが左上、uが右上、bが左下、nが右下に移動です。そしてshiftを押しながら押すと(つまり大文字入力)、その方向にダッシュします。ピリオドを押すとその場で1ターン待機(休憩)。何ターンは待機すると体力(Hits)が回復します。

ふう。移動だけでも一苦労。

そして、その他コマンドも色々あります。

「<」で階段を上る、「>」で階段を下りる、「s」で周囲の隠し扉や罠を探す(あっても見つからないときも多々ある)。「w」で武器を手に構え、「W」で鎧を着る。「i」で持ち物をチェック(インベントリ)、「e」で食料を食べる、などなどなどなど。

色々ありすぎて覚えられないので、以下にゲーム中によく使う最低限のコマンドを載せておきます。これらを覚えて移動ができたら、まぁゲームになるでしょう。

s→隠し扉、罠を探す
>→階段(%)を下りる(アミュレットを取ったら<で上る)
w→武器を構える
W→鎧を装備する
e→食料を食べる
i→アイテムをチェック
r→巻物を読む
q→ポーションを飲む
S→セーブする
Q→中断する

ちなみに、ゲーム中に「?」を押すと一覧が出ます(英語だけど)。

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最初の頃はいちいち一覧を出して確認するもんですよ。慣れてくればよく使うコマンドは慣れてくるはずです。

日本における『ROGUE(ローグ)』

さて、ダラダラと『ローグ』について書いてきましたが、日本では『ローグ』がどのようなカンジだったのかをここでは見ていきます。

日本では人気が出なかった

前述のように、日本では1986年にアスキーよりパッケージとして発売されました。

しかし、そのときの日本のパソコンゲーム市場は『ザナドゥ』と『ハイドライド2』に席巻されていました。グラフィカルで、操作もカンタンなアクションRPGに慣れ親しんでいた日本のパソコンゲーマーたちは見た目がショボくて操作も煩雑な『ローグ』にはなかなか食指を動かしませんでした(ぼくも…)。

しかも、価格が12800円!高い!ちなみに『ザナドゥ』が7800円という時代です。ますます誰も買わない。

しかしやはりマニアは存在しました。アスキーネットでも『ローグ』が遊べるようになるとスコアランキングに熱を上げてプレーし続け、電話代がウン十万円になった猛者もいたらしい。

結局、『ローグ』は一部マニアがプレイしていたものの、日本では『ローグ』はメジャーな存在にはなりませんでした。

トルネコの大冒険 不思議のダンジョン

しかし1993年、ひとつのスーパーファミコンソフトがその状況を打破します。

『トルネコの大冒険 不思議のダンジョン』がそれです。

トルネコの大冒険~不思議のダンジョン~

『トルネコの大冒険 不思議のダンジョン』は、『ローグ』を国民的RPG『ドラゴンクエスト』の世界観にバッチリはめ込んで大ヒットしました。

リリースしたのはチュンソフト。

チュンソフトの代表は中村光一さんといい、『ドラゴンクエスト』を語るときには堀井雄二、鳥山明、すぎやまこういちと並べてもいいくらいの人です。すなわち、ドラクエのプログラムを担当してました。

とにかく『トルネコ』、これはもう『ローグ』の移植だといってもいいでしょう。世界観がドラクエなだけで完全に『ローグ』です。日本では、この『トルネコ』と続編の『風来のシレン』によって『ローグ』が市民権を得ました。

一番スゴいのは、あの煩雑な操作とインターフェイスをスーパーファミコンの画面とコントローラに落とし込んだことでしょうね。操作が簡単になってそのまんま『ローグ』を遊べるようになったのは革命といっていいでしょう。これがあったから大ヒットしたんだと思います。

ローグライクゲーム

『ローグ』というゲームがいかに素晴らしいかはわかってもらえたと思いますが、それがゆえに『ローグ』と同じ特徴を持ったRPGが、『ローグ』の認知度が上がるにつれ多数開発されました。それらを総称してローグライクゲームと呼んだりします。

パソコンゲーム

『ローグ』登場後、同等のゲームはすぐに開発されました。

(恐らく)最も早かったのは『Hack』で、その改良版の『NetHack』は今も遊び続けられているローグライクゲームの雄です。

そして、Hack系と並ぶ、ローグライクのもう一つの流れとして『Angband』があります。こちらは日本で生まれた『変愚蛮怒』も有名です。

どちらの流れもオリジナルの要素も追加され『ローグ』よりも遊びやすくなっていますが、Hack系は『ローグ』と同じくダンジョン内でのサバイバルを楽しむことが中心なのに対し、Angband系は地上マップがあってダンジョンが複数あったり、育ったキャラクタが生還すると成長したまま次の冒険に出られたりで、キャラの育成を楽しむことが重視されています。

その他、今でも比較的遊ばれている『Dungeon Crawl』もあります。どっちかというとHack系で、かなり手ごわいゲームです。

その他にも、個人で一生懸命作られたような数多のローグライクゲームがネットの海には漂っています。日本だと『不可思議なダンジョン』とかは割と有名ですね。

スマホアプリ

現在ではコッチのほうが多いかもしれませんね。NetHackなんかも普通にアプリになってたりしますから。

ぼくのスマホにも多数のローグライクゲームが入ってて気分次第で遊ぶゲームを変えたりもしています。遊んだスマホゲームについては記事にしてランキング形式で紹介してますから参考にしてみてください。

ちなみに、一番のオススメはやっぱり『クリプト・オブ・ネクロマンサー』。まさかローグがリズムゲームと融合するとは!ゲームは1ビート1ターンで動いていきます。リズムにノらないとすぐ敵のターンになっちゃいますよ。かなり中毒性高いです。

クリプト・オブ・ネクロダンサー
クリプト・オブ・ネクロダンサー
¥600
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最後に

本当に、『ROGUE(ローグ)』というゲームは面白い。個人的にはそのシステムは究極のゲームシステムだと思っています。

その証拠に、自動ダンジョン生成で死んだら初めから、なんてゲームが『ローグ』が登場して37年経った今も、世界のあちこちで生まれ続けています。それだけ世界中で愛され続けているんでしょうねぇ。

みなさんも、一度手に取ってみてはいかがでしょう。最初はきっとほっぽり投げちゃうかも知れませんが、慣れてくればもう離れられませんよ。

ちなみに『ローグ』自体がスマホアプリになってますので、そちらで原点に触れるのもいいんじゃないでしょうか。

Rogue
Rogue
無料
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