今週のお題「恋バナ」
久々にお題を見てみたらこんなの。「恋バナ」て。
よーし、23歳のときに5歳下の高校生にけちょんけちょんにされたことでも書くかー。と思ったら書いてた。
いやー、すぐ思い出したからいいものの、同じ話をまた書くことでしたよ。すっかり忘れてた。歳は取りたくないもんです。
さて、じゃあ誰のことを書こうかなー恋バナねーあの子かなその子かな。
ていうかちょっと待って。
さっき書いた、何気なく使ってる「けちょんけちょん」って一体何なん?これがエラい気になってきたので、方向転換して調べて書きます。
けちょんけちょん
意味
まずは意味を調べてみましょう。三省堂の『大辞林』によると…。
完全にやっつけるさま。徹底的にいためつけるさま。こてんこてん。 「 -にけなす」
完全にやっつけるさま。そうやね。
「けちょんけちょんにけなす」「けちょんけちょんにやられた」とか言って使います。
ていうか、こてんこてん!?
こてんこてんはひとまず置いとこう。
語源・由来
どうやら、語源には諸説があるようです。
有力なのが、和歌山県日高郡の方言「けちょに」で、「非常に」という意味で使われていましたが、これが関西圏に広域に広がっていくにつれて「けちょんけちょん」になって現在の意味で使われるようになっていきました。
で、この「けちょに」の元をただせば、平安時代の言葉「掲焉に(けちえんに)」の変化した物ではないか?という説が有力だそうですね。ちなみに「掲焉に」は「著しく」という意味です。
なるほど。元々は関西で広まっていた言葉なのかもしれません。
さらにいうと「ケチョンケチョン」とかカタカナで書くことも多いので、もしかしたら明治以降西洋から入ってきた言葉かと思ってたりしましたが、純国産の平安時代から続く言葉だったのか。むしろオノマトペに近いのかも知れませんね。
時間が過ぎたり場所が変わったりすると、同じ言葉も意味や語感を変えていくという好例かも知れませんな、「ケチョンケチョン」は。
ヨーロッパケチョンケチョン
関西を中心に使われていたであろう「けちょんけちょん」という言葉が、なぜ標準語と言っていいほどに広まったのかググってみるました。
一節には、1966年に遠山景久という人が書いた『ヨーロッパケチョンケチョン』という本が ベストセラーになり、それがきっかけで「ケチョンケチョン」という言葉の一般化広く行われるようになったそうです。
この『ヨーロッパケチョンケチョン』は東京オリンピックと大阪万博の間に発行されただけあって世の中のイケイケの明るい雰囲気が良く出てる、日本人男性の旅行記らしいです。
あー、そういうのって面白そう!読んでみたいなぁ。
最後に
やっぱり、ひとつの言葉を掘り下げるのって面白い。思わぬ新しい発見が必ずありますからね。
だって『ヨーロッパケチョンケチョン』なんて普通に生きてて耳にすることは恐らくないでしょう。
何?別にそんなのどうでもいい?何だとテメー表出ろ!けちょんけちょんにしてやる!
ではまた。