パンってウマいよね。ぼくは割と好きです。ウマいカレーパンは本当にウマい。
先日、いっしょに家にいた子供たちとおやつにカミさんが買ってきたパンを食ってると次男が言いました。
「パンって英語でブレッドって言うの知ってた?」
「当たり前やろ。英検2級のお父さんをなめたらアカンで」
「たかが2級で偉そうにすな。でさ、じゃあパンって何語?」
「」
え?ホンマやな。パンって何語なんやろな。これは捨て置けんな。調べような。ググろうな。
パンって何語?
結論から書いちゃうと、ポルトガル語らしい。ポルトガル語の「 pão」に由来するそうです。
ちなみにスペイン語では「pan」、フランス語では「pain」ですが、これらはすべてラテン語の「panis」を語源としてまして、「panis」はえさを与えるという意味の「pasco」に由来していてもともとは食物全般を意味していましたがパンの意味だけになっていったとか。
1543年、種子島にポルトガル商人が漂着してそれから火縄銃とキリスト教が日本に伝来したことはみなさんよくご存知でしょうけども、パンもそのとき入ってきたんでしょうねぇ。
巷にあふれるポルトガル語
ポルトガル語ってのはつまり、中国などを介さないで直接日本に入ってきた西洋の言葉です。しかも歴史が長い。
なので、日本語として今は通用する、実はポルトガル語だっていうのは割と多くあります。タバコとかテンプラとかは割と有名ですよね。
そのほかにもいろいろありますのでとりあえず挙げるだけ挙げてく。
コップ、ジョウロ、シャボン、襦袢、おんぶ、金平糖、カボチャ、ボタン、ブランコ、カルタ、カッパ、ミイラなどなど。
あと、花札の「おいちょかぶ」の“おいちょ”もそうですし、ピンキリという言葉もそうです。ピンキリは「ピンからキリまで」の略ではなく、ピンキリという言葉が先にあったんですね。面白い。
最後に
実際は「まぁポルトガル語やろな」とアタリはつけてて実際にそのとおりだったわけですが、こういう子供の疑問って大事。自分から湧いた疑問って解消するとそれだけで忘れないし、こっちもこっちで改めて面白い発見があるし。
これからもいろいろと親子で知らないことを調べていきたい。できればググる程度ではわからんことをいっしょに図書館に行って調べ倒したりしてみたいなぁ。
というわけで、パンはポルトガル語です。