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多くの好漢が死んじゃう北方謙三『水滸伝』の中で、一番心に残ってる死にざま

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いよいよ始まった北方謙三先生原作のWOWOWドラマ『水滸伝』ですが、みなさん見ましたか。

ウチの環境では見られません。泣いてます。WOWOW加入しようと言っても我が家の財務大臣の稟議がおりません!

なので最近、ヒマをみつけてはちょっとずつ小説を読み返してます。このまま『楊令伝』『岳飛伝』まで一気に読んじゃうんだー。

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しかし、長い。『水滸伝』だけでもう長い。やっと半分ちょっと前。

それで「ああ!うわあ!覚えてる覚えてる!これなんだか心に刺さってたんだよなぁ」と思ったところを通過したのでご報告。

ああ、ネタバレになるよ!

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好漢が死ぬ『水滸伝』

まず前提として、北方謙三『水滸伝』では好漢が死にます。これは以前にも書きました。

原作では主人公108人の好漢は基本的にスーパーマンであり、ラストへ向かう終盤になってやっと死者が出始めますが、「北方版水滸伝」の場合、108人揃う前に、結構な大物が、バンバン死にます。原作の“お約束”を無視するにもほどがありますよっての。

しかも、みんなスゴイ死にざま。一番最初に亡くなる超大物、楊志からしてエグい。一番最初に読んだ時、恥ずかしながら涙出ましたもん。

そして、みんな男として立派に泣ける死に方をします。北方先生の真骨頂と言ってもいいかもしれません。

男には、死ぬ意味があるのだ。

はいここから先ネタバレ!

 

鄭天寿の死

その中でも心に残ってた“死”とは、鄭天寿の死です。

鄭天寿、綽名は白面郎君。

燕順、王英に次ぐ清風山の第三の頭領。原作では性格が繊細で行儀が良すぎるところがあったりしますが、北方水滸伝でもそこは大きく逸脱はしてませんね。マジメないいやつってカンジです。

そんな彼が、死ぬ。戦場で雄々しく華々しく散るわけではありません。

高熱を出した楊令のための薬草をガケに見つけ、それを取りに行って崖から落ちて死んでしまいました。

なんという、一見マヌケな死。その前に珍しく見事な采配で戦っていたので尚更です。

しかしこれが、妙にずっと心に残ってたんですよね。この死によって、また楊令の肩に“思い”が乗る。このことは秦明が楊令に諭しますが、それも含め印象的でした。

他の好漢のような派手な死に方じゃないし、立派じゃない死に方かもしれない。しかし、鄭天寿らしい死にざまじゃないですか。

最後に

なんか今、ウィキペディアでみたら編集者から「水滸伝一の犬死」とか言われてたのマジ?わかってねぇなぁ。それに対して北方先生は無駄死にではなかったという旨のコメントをしているらしい。ああ良かった。

まぁアレだ、そんな男たちの『水滸伝』、とにかく読め!ドラマを見られる人は見よ!