さて、もうすぐ平成も終わります。
あちこちで「平成を振り返る」なんてことをやってたりしますが、30年も経つと色んな変化に驚きを隠せません。平成元年ははるか昔ですねぇ。
そこで、平成元年(1989年)、つまり30年前のぼくを考えてみたんですが、考えてみるとぼくは相棒のPC-8801markⅡSRというパソコンでゲームばっかりしてました。
そりゃあ色んなゲームをやってたわけですが、当時は光栄(現コーエーテクモゲームス)信者で、とりわけ光栄の歴史シミュレーションばっかりやってた気がします。
だって3本のゲームがいい感じでポンポンポーンとリリースされたんだもの。
平成元年(1989年)の光栄の3本のゲーム
その3本とは、『水滸伝・天命の誓い』と『維新の嵐(8bit版)』と『三國志Ⅱ』。
それまでは『三國志』と『信長の野望・全国版』、そして『蒼き狼と白き牝鹿・ジンギスカン』をサルのように遊び、ぼくはすっかり歴史シミュレーションプレイヤーとなりはてて平成元年を迎えました。
水滸伝・天命の誓い
平成元年を迎えたとき、前年の1988年12月に発売されたばっかりの『水滸伝・天命の誓い』を遊んでいました。
中国の四大奇書のひとつ『水滸伝』をゲーム化したもので、中国統一が目的ではなかったり、一定の人気を得ないと敵の親玉・高キュウ(キュウはにんべんに求)の領土に侵入できなかったり、金の侵攻というタイムリミットがあったりして、なかなか独特なゲームです。
これがウマく水滸伝の世界を再現していて面白いんだ。
命令を出すと言い訳をして休みたがる好漢たちに腹を立てながら遊びまくったものです。
シミュレーションゲーム『水滸伝・天命の誓い』に学ぶ、正しい仕事の断り方 - コバろぐ
何度も何度も飽きもせず高キュウを捕らえてその首をはねてやりましたよ。
維新の嵐(8bit版)
『水滸伝・天命の誓い』を遊びつつも、ぼくはとあるゲームを遊びたい遊びたいと思っていました。
『維新の嵐』です。
幕末の動乱を描いたこのゲームは、当時ビジネスパソコンだったPC-9801シリーズ向けにリリースされ、98のパワーをフルに使って作られていて88への移植は不可能とか言われてました。
モヤモヤモヤモヤしていたぼくですが、ある日『維新の嵐』がシステムを変え88に移植されることを知りました。発売は4月。
その喜びたるや!
ぼくは現金書留を使った通信販売を駆使して発売日に手に入れました。その辺の顛末は以前書きましたね。
ネットが無い時代にも外に出ないで買い物する方法があったんだぜ! - コバろぐ
ずっと遊びたかったゲームを手に入れたぼくは、もうホントに寝食を惜しんで『維新の嵐』に没頭しました。坂本龍馬になっては海援隊を結成し、近藤勇になっては尊攘派を斬りまくり、吉田松陰になっては佐々木只三郎に斬殺されたりしました。
ぼくが人生で初めて徹夜をしたのも、この『維新の嵐』を遊んでのものでした。
三國志Ⅱ
ウヒャーウヒャーと『維新の嵐』を遊んでいるぼくでしたが、そんなぼくにとある情報が。
年末に『三國志Ⅱ』が出る。
マジか!歴史に、シミュレーションゲームの世界にぼくを引きずり込んだ『三國志』の続編が!?しかも何?一騎打ちとかあるの!?
例によって大興奮です。
発売日は1989年12月でした。ぼくは電車とバスを乗り継いで高槻のジョーシンまで行って買いました。
基本のシステムは変わらないものの、さまざまな面でパワーアップされた良ゲーでした。今でもシリーズ屈指のゲームバランスといっていいんじゃないでしょうか。
これまた寝る間も惜しんで遊びまくり、『三國志Ⅱ』を遊んで年越しをすることになりましたとさ。
最後に
というわけで、もちろん『キャンペーン版大戦略2』や『パイレーツ!』や『ドラゴンスレイヤー英雄伝説』なども遊んでたんですが、とりわけ光栄のゲームばっかりしてた平成元年でした。
しかし、30年というと短い気もしちゃいますけども、ゲームで見たら隔世の感がありますね。
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