どうも!コバヤシです。
WOWOW開局25周年企画として2016年6月25日に放送され、8月26日にフジテレビでも放送された桑田佳祐さんの番組『偉大なる歌謡曲に感謝 〜東京の唄〜』が、Blu-ray、DVDとなるそうです。
これは嬉しい。
偉大なる歌謡曲に感謝 〜東京の唄〜
(画像引用元:桑田佳祐が“東京”の名曲歌うWOWOW特番、新編集版でBD/DVD化 - 音楽ナタリー)
桑田佳祐が、日本歌謡史に残る数々の名曲の中から「東京」をテーマにした曲を集めて歌う。日本人による日本人のための「歌謡曲」は、常に日本人の気持ちに寄り添い、心の中に息づいてきた。近年、桑田は歌謡曲が自分にとっての重要な音楽的ルーツであることを再認識し、音楽活動におけるキーワードの一つとしてきた。
番組では、桑田の歌謡曲への思いを表現。「東京」は、人間性の光と影、交錯する男女の思い、望郷、希望、絶望…と、人間の心のひだが象徴的に表れる場所。その「東京」を題材とする歌謡曲を、原曲に敬意を込めた丁寧なアレンジで演奏する。
確かに、桑田さんは特に近年は歌謡曲そのものの作品も発表したりしています。作る側も聴く側も、日本人として日本人の耳を持ってるから、これは仕方がないことかも知れませんね。
放送された楽曲
1.『東京の屋根の下』灰田勝彦
作詞・佐伯孝夫、作曲・服部良一による、1949年(昭和24年)発表の曲。
由紀さおりさん・安田祥子さんバージョンがiTunesにあります。
2.『あゝ上野駅』井沢八郎
作詞・関口義明、作曲・荒井英一による、1976年(昭和51年)発表の曲です。
関口義明さんが農家向け家庭雑誌『家の光』の懸賞に応募して1位入選を果たした、上野駅で見た集団就職の少年たちを題材にして書いた詞がレコード化されました。
3.『赤坂の夜は更けて』西田佐知子
作詞・作曲鈴木道明、1965年(昭和40年)発表。
鈴木さんはTBSのプロデューサーで、仕事終わりに「どこに飲みに行こうか」と夜の街の灯をみながら思いついた歌だそうです。
4.『有楽町で逢いましょう』フランク永井
作詞・佐伯孝夫、作曲・吉田正、1957年(昭和32年)発表。
有楽町そごう(現ビックカメラ)のコマーシャルソングとして歌われました。
5.『ウナ・セラ・ディ東京』ザ・ピーナッツ
作詞・岩谷時子、作曲・宮川泰の1964年(昭和39年)の曲。ザ・ピーナッツは桑田さん自身のアイドルであり、当時一番のパフォーマーです。
“ウナ・セラ・ディ”とはイタリア語で「一夜限り」の意味。オトナな雰囲気ですね。
6.『東京ドドンパ娘』渡辺マリ
作詞・宮川哲夫、作曲・鈴木庸一の1961年(昭和36年)の曲。
「ドドンパ」は戦後生まれた国産のリズムで、二拍目にアクセントをおいて三拍目を三連符にする独特のリズムです。
この歌はそのドドンパの中でも最大のヒット曲です。
7.『車屋さん』美空ひばり
作詞作曲・米山正夫、1961年(昭和36年)の楽曲。
何でも歌い上げる天才・美空ひばりさんの和洋折衷の名曲のひとつです。
8.『すみだ川』東海林太郎
作詞・佐藤惣之助、作曲・山田栄一による、1937年(昭和12年)のヒット曲。
流行歌手東海林太郎さんによって歌われ、途中に女優の田中絹代さんの台詞が入ります。
9.『たそがれの銀座』黒沢明とロス・プリモス
作詞・古木花江、作曲・中川博之。1968年(昭和43年)の曲。
「雨の銀座」「恋の銀座」と合わせて“銀座シリーズ”といわれ、その中での最大のヒット曲です。
10.『東京ナイト・クラブ』フランク永井・松尾和子
作詞・佐伯孝夫、作曲・吉田正の1959年(昭和34年)の曲。デュエット・ソングの定番ですね。
新人だった松尾さんとスター歌手・フランク永井さんのデュエットは話題を呼びました。
11.『男はつらいよ』渥美清
作詞・星野哲郎、作曲・山本直純による同名映画の主題歌。1970年(昭和45年)初出。
歌詞を読めば寅さんの人柄がわかる素晴らしい詞です。
12.『新宿の女』藤圭子
作詞・石坂まさをとみずの稔、作曲・石坂まさを、1969年(昭和44年)の曲。
突如として歌謡界に表れて一気にトップまで駆け上がった歌手・藤圭子さんの記念すべきデビューシングルです。
13.『新宿そだち』大木英夫・津山洋子
作詞・別所透、作曲・遠藤実による1967年(昭和42年)発表の曲。
これもデュエットの定番ですね。「男なんてサ」「女なんてサ」が耳に残ります。
14.『紅とんぼ』ちあきなおみ
作詞・吉田旺、作曲・船村徹の1988年(昭和63年)の曲。
「紅とんぼ」は新宿の居酒屋の名前で、店をたたんで田舎に帰るという設定の歌詞です。ちあきなおみ紅白復活の曲としても記憶しています。
iTunesには桂銀淑バージョンが。
15.『北国の春』千昌夫
作詞・いではく、作曲・ 遠藤実。1977年(昭和52年)に発表され、ロングセラーとなりました。
千昌夫さんといえばこの歌、という人も多いのではないでしょうか。
16.『神田川』かぐや姫
作詞・喜多條忠、作曲・南こうせつの1973年(昭和48年)発表のかぐや姫を代表する楽曲です。 「貴方の優しさが こわかった」という最後の一節だけ南こうせつさんによるものらしいです。
17.『東京砂漠』内山田洋とクール・ファイブ
作詞・吉田旺、作曲・内山田洋の1976年(昭和51年)発表の曲。
『長崎は今日も雨だった』と並ぶ、内山田洋とクール・ファイブの代表曲と言っていいでしょう。色んなCMに使われていた記憶があります。
↓よく分からん人たちの。
18.『唐獅子牡丹』高倉健
作詞・水城一狼、作曲・矢野亮による、1965年(昭和40年)の曲。 高倉健主演の任侠映画『昭和残侠伝』の主題歌です。
19.『東京』桑田佳祐
作詞・作曲桑田佳祐による、2002年(平成14年)発表の曲。
桑田佳祐8枚目のシングルです。
20.『悪戯されて』桑田佳祐
この企画のために書き下ろされた新曲です!
『偉大なる歌謡曲に感謝 ~東京の唄~』Blu-ray&DVDで発売決定!
このたび、上記の歌謡曲を歌いまくったこの番組のBlu-ray&DVD化が決まりました。発売日は2016年11月30日の予定です。
ちなみに、タイトルは『THE ROOTS ~偉大なる歌謡曲に感謝~』となります。
ほとんどの曲が原曲に忠実なアレンジと生楽器の醍醐味を感じさせる演奏で奏でられた古き良き過去の名曲18曲に加え、ビッグバンドによりリアレンジされた自身の楽曲「東京」、ルーツミュージックへのリスペクトと共に書き下ろされた新曲「悪戯されて」も含めた全20曲を完全収録。
2016年、生誕60年という節目を迎え「今年だからこそ、出来る作品を作りたい」という想いから自身のルーツミュージックである日本歌謡の中から"東京"を題材にした数々の曲を集めたキャリア史上初のスタジオセッションによるカヴァー作品となります。
さらに、初回限定盤にはスペシャル7inchレコードと解説本が封入されます!これは絶対手に入れたいですね。
初回限定盤
通常盤
最後に
実は、放送日時忘れるわ録画忘れるわで、ぼくはまだ観てないんです。「ああ、残念」と思った矢先にこの報を受け、飛び上がって喜びましたね(誇張)。
そんな方他にもいるでしょうから朗報中の朗報です。もちろん、すでに観た人にとっても永久保存版になるのは間違いないですから朗報です。
桑田さんの『ひとり紅白』が好きな方にもオススメですね。
■桑田佳祐「偉大なる歌謡曲に感謝~東京の唄~」スペシャルサイト
ではまた。