CSで放送されてたので録画してた『十三人の刺客』を観ました。
2010年に三池崇史監督によってリメイクされた映画で、オリジナルは1963年に公開された片岡千恵蔵主演のやつです。
三池監督は好きなので観たかったのですが機会なく今まで観れてなかったのでワクワクして観ましたよ、はい。
十三人の刺客
『十三人の刺客』は、サイコパスな殿様が老中になっちゃうから、まともな家臣が「何とかせねば」と暗殺を決意し仲間を集め、大名行列を待ち伏せして宿場を挙げての決戦を繰り広げる時代劇です。
オリジナルは1963年、リメイクは2010年に公開されました。
オリジナル
『十三人の刺客』(じゅうさんにんのしかく)は、1963年(昭和38年)12月7日に公開された日本の時代劇映画。製作:東映京都撮影所、監督:工藤栄一、主演:片岡千恵蔵。
東映京都撮影所による実録タッチの新路線「集団抗争時代劇」として製作された大作。クライマックスの約30分におよぶ13人対53騎の殺陣シーンは、時代劇映画史上最長とされた。
当時の大スター片岡千恵蔵を主演で、若き日の里見浩太朗、山城新伍、丹波哲郎が脇を固めていてなかなか見ごたえがある映画ですね。
リメイク
『十三人の刺客』(じゅうさんにんのしかく)は、2010年の日本の時代劇映画。1963年の映画『十三人の刺客』を三池崇史の監督によりリメイクした作品。PG12指定。テレビ朝日・東宝提携作品。
キャッチコピーは、戦わなければ,変わらない。命を燃やせ。
こちらは主演に役所広司、他は松方弘樹、山田孝之、伊勢谷友介、古田新太、沢村一樹など個性的で実力派の俳優が脇を固め、サイコパスな殿を稲垣吾郎が演じています。
まぁこちらもものすごい見ごたえがありますがさすが三池監督、グロい描写も多くPG12指定となっています。
松方弘樹スゲぇ!
で、今回リメイク版を観賞したわけですが、最後に残った感想は「松方弘樹スゲぇ!」でした。もうなんか全部持っていかれました。
サイコパスな吾郎ちゃんもなかなかいい演技というか、サイコパス好きとしては満点の演技だったんですけども、松方弘樹には敵わない。
どこがスゲぇかというと、殺陣です。殺陣の動きがやっぱさすがなんです。役所広司という時代劇でも活躍しまくった人もいるんですけども、やっぱ松方弘樹のは別モノでした。
「いやもうスゲぇ。さすがや。大映・東映の時代劇で一線級の活躍をしてただけはあるわ…」とずっと唸ってましたね。
ぼくらの世代からしたら、松方弘樹といえば俳優やってるのは知ってるけども『たけしの元気が出るテレビ』でハンカチでデコ拭きながらヒーヒー笑ってる印象しかありませんからね。「ホントにスゴい俳優なん?」とか親に聞いたりして。
それが、さすがの殺陣を見せてくれた。スゴすぎて役所広司がシロウトに見えるくらいの動きですよホントに。
この映画、松方弘樹の殺陣を見るだけでも十分元が取れます。
最後に
というわけで『十三人の刺客』、みなさんも是非観てください。時代劇好き、サイコパス好きの人は特に。
そして松方弘樹のスゴさに唸るがよい。