みなさんは『超人バロム・1』という特撮ヒーローをご存知でしょうか。こんなヤツです。
テレビで放送されていたのが1972年4月2日~1972年11月26日ということで、正にぼくが生まれた年に放送されていたことになります。ていうか、ぼくが生まれるちょうど2週間前に放送が始まっています。
今年47歳でーす!『超人バロム・1』は再放送でよく観てましたよ。
『超人バロム・1』のストーリー
大宇宙で何千年も戦い続ける二つの力があった。一つは、平和と正義の力であるコプー、もう一つは、悪と呪いの力であるドルゲ。
激しく永い戦いの果てにドルゲは地球に到達し、地底深くに住処であるドルゲ洞を構え、地球を悪の世界にするための活動を開始する。ドルゲ自身は直接手を下さず、人間を自らの分身=悪のエージェントとして超能力を与え、人類滅亡計画を実行させる。
コプーもまたドルゲを追い地球に到ったが、彼の生命は寿命を迎えようとしていた。
その時出会ったドルゲの戦闘員・アントマンと勇敢に戦う2人の少年、白鳥 健太郎(しらとり けんたろう)と木戸 猛(きど たけし)の友情と正義感に心を打たれたコプーは、彼らに「超人バロム・1」に合体変身(バロム・クロス)する能力を与え、ドルゲとの戦いを託したのである。
白鳥健太郎と木戸猛はドルゲ魔人に対抗する正義のエージェントとして、ドルゲ魔人探知機ボップを使い、暗躍するドルゲ魔人の企みを見破り、彼らと闘う。
つまり、戦うのが少年2人なんです。再放送を観ていた少年(ぼく)は大興奮ですよ。
オープニングの歌もスゴイんですよね。ギュンギュギュン、ルーロルロロ、ズババババーン!とか擬音だらけのスゴイ歌。歌うのは水木一郎アニキですが、ホントになかなかスゴイ歌です。
『超人バロム・1』には原作漫画がある
これは最近知ったのですが、この『超人バロム・1』には『仮面ライダー』や『キカイダー』なんかと同じく原作漫画があったらしいのです。完全にノーマークでした知らなかった。
しかし、『仮面ライダー』や『キカイダー』でおなじみの特撮ヒーローの原作漫画家・石ノ森章太郎先生が書いたのかと言うとそうではありませんでした。
じゃあ誰が?
『超人バロム・1』の原作者はさいとう・たかを
そうなんです。『超人バロム・1』を描いたのはさいとう・たかを先生なんです。『ゴルゴ13』の。
え?意外。でしょ?
で、今の世の中、しっかりその漫画も復刻されています。これです。
オッサンやん!思いっきりオッサンやん!
少年2人が合体してオッサンになり悪と戦います!なんやそれ!
ちなみに、さいとう先生も子供2人がいきなりひとりのオッサンになることに違和感を感じて、第2話で「これは失敗作だ」と思ったとか。最初っから気づいとけよ!
まぁそれでも頑張って描いてくれたおかげで面白い特撮ヒーローをテレビで観ることができたのです。さいとう先生ありがとう!