どうも!コバヤシです。
今さらなんですけど、いきなり『星のドラゴンクエスト』のことを書きます。
遊んでる?
ちゃんと『ドラクエ』している『星のドラゴンクエスト』
皆さん遊んでますか、『星のドラゴンクエスト』。
言ってもリリースされたのが去年の秋口でしたから、すでに離れてしまった方もいるのかもしれませんが、ぼくはたまにプレイしてます。
で、そのプレイ感覚なんですが、モロ『ドラクエ』です。
主人公は自分、モンスターは鳥山、音楽はすぎやま。その世界の中でドップリと冒険を。
スマホでしっかり『ドラクエ』を!てなカンジで素晴らしい。
しかし、スマホでしっかり『ドラクエ』をするために切り捨てているものもあるような気もするんです。
『星のドラゴンクエスト』が捨てている『ドラクエ』感
世界がすべて見える
遊んだ人はもう体験したでしょうか、星をグリグリ。主人公は星をグリグリして世界全体を見渡せるのです。その度合いはハンパなく、宇宙から地球を見るレベルです。しかも星を縮小したり拡大したりしつつ、自由にまわせたりします。世界のすべてが見えます。
もちろん、行ったことのない場所はなにかはわかりません。しかし、何かがあるのはわかる。つまり、世界がすべて見えます。
「あぁ、この橋を越えたらどれくらいで次の町があるのだろう…」とか『ドラクエ』で遊んでて何度思いましたか?『ドラクエ』の思い出って、そういう感覚が強烈じゃなかったですか?
つまりそれが『ドラクエ』の感覚だったのですがそれをバサーっと切り捨てているんです。
オートな移動と戦闘
また、移動はすべて自動です。
地上での移動は目的地を選べば勝手に動き出します。また、ダンジョンは一直線なうえ、勝手にガンガン進んでいきます。勝手に進んで勝手にモンスターとぶつかって勝手に戦闘が始まります。
そしてさらに、戦闘では主人公たちは勝手に戦います。
プレイヤーは必要に応じて「じゅもん」や「どうぐ」や「スキル」を使うだけです。
とことんオートです。
ゲーム中、プレイヤーはメニューを選んでるとき以外は、たまにタップするだけです。
『ドラクエ』の魅力である“手間”を省いたわけ
つまり、『星のドラゴンクエスト』には世界を自分の足で駆け巡って冒険をするという『ドラクエ』の最大の魅力と、その手間がありません。
なぜこのようになったのでしょうか。
それはおそらく、『星のドラゴンクエスト』がスマホゲームだからでしょう。すなわち、とにかく時間の合間にプレイすることが多くなるということです。ただそれだけの理由だと思います。
もっとわかりやすく言うと、もうすぐ会社や学校に着くってのに、ロンダルギアみたいなダンジョンで迷ってるわけにはいかないのです。
そこで、『ドラクエ』らしい冒険の部分をバッサリ捨てたのでしょう。
それでも、移動するさまをキッチリ見せることで冒険している感覚は見事に残しています。その動きはモロ『ドラクエ』ですから。この辺はウマいなぁと思います。
あとは音。
『ドラクエ』歴代の名曲たちがあらゆる場面で流れてきます。そして効果音。これはもう“『ドラクエ』の音”としか言いようがありません。
『星のドラゴンクエスト』はドラクエらしさを捨てつつも、しっかりドラクエだった
つまり、ゲームシステムは『ドラクエ』な部分を捨て、目と耳からの情報をとことん『ドラクエ』にした、それが『星のドラゴンクエスト』であり、そして『星のドラゴンクエスト』は正に『ドラクエ』なのです。
正に『ドラゴンクエスト』なので『ドラクエ』好きの人は空いた時間はしっかり持っていかれますから気をつけて。
ではまた。