お気軽にBASIC(ベーシック)プログラムが組めるニンテンドー3DS向けのツール『プチコン3号』のWii U版である『プチコン BIG』が12月14日にニンテンドーeショップに登場します。
かつてBASICでプログラミングをしていたオッサンにはワクワクする話題ですね。
『プチコン』って?
『プチコン』とは、プログラム言語「BASIC(ベーシック)」です。
BASICはプログラム学習用に開発された初心者向けの言語。
起動したらいきなりプログラムを入力! そのまま実行! と、難しいことを考えずにプログラム作りが楽しめます。
えええ?BASICって学習用に開発されたんだったの?
パソコンゲームの黎明期は、市販ゲームも普通にBASICで組まれて普通に販売されていましたし、パソコンユーザーは普通にBASICで作られたプログラムリストを集めた雑誌『マイコンBASICマガジン』なんてのを見ながらゲームプログラムを打ち込んだりしてましたよね。
つまり、あの頃のパソコンゲームくらいのものならこの『プチコン』で作れちゃうということなのかーッ!これは胸アツ!
プチコン BIG
『プチコンBIG』は、ニンテンドー3DSダウンロードソフトとして配信中の 『プチコン3号 SmileBASIC』のWii Uバージョンです。
『プチコン3号』の機能はそのままに(立体視・通信部分等の一部非互換機能を除く)、 USBキーボードやTVへの大画面出力など開発しやすさを強化しました。突然TVが使えない状況になってもGamePadだけでプログラム作りを続けられます。
これ1本でゲームから実用ソフトまであらゆるプログラムの開発が可能です。
外付けのキーボードが使えてTV画面で出力できるとなると、Wii UがちょっとしたPCに変身するってわけです。しかも、Wiiリモコンやヌンチャクにも対応できるので、Wii感覚のゲームも思いのままに開発できますよ。
また、キャラクタや背景の画像や音楽素材、サンプルプログラムなども入っているので、気軽にプログラムに触れることができます。
(画像掲載元:プチコンBIG | Wii U | 任天堂)
プログラムの基礎知識を触りながら学び興味を広げていくことができるので、入門ツールとしてお子さんが触ってみるのも非常にいいと思います。
気分はMSXなのかッ
何度も書きますが、外付けのキーボードが使えてテレビに出力ができる、となるとかつてのMSXユーザーは涙ちょちょ切れモンじゃないでしょうか。もしくはM5ユーザーなど。『プチコン』でプログラムを組んでいると、みんながテレビに向かってBASICプログラムを打っていた、そんな懐かしい時代に気分も戻っていきそうです。
ちなみにぼくの場合はほぼ遊ぶ専門で、ベーマガ見ながらプログラムを打ったりしてましたけど、自分で一からプログラムを組んだことはあんまりなかったなぁ。
それでも中学1年の頃、BASICが組める友達と2人でゲームを作ったのが思い出されます。ぼくがゲームデザインとキャラデザインやって、その友達がBASICでカタカタとプログラムを組んでいく。なんかナムコの『ドラゴンバスター』の簡易版みたいなの作ってましたわ。
ぼくのサンプルプログラム
おまけとして、ぼくが組んだ数少ないBASICプログラムのうち、簡単なもののリストを掲載しておきます。
『プチコン BIG』を入手した際には是非打ち込んでみてください。
10 print "アホ"
20 goto 10
こいつを打ち込んで是非「run」と入力しよう(『プチコン』もあのころのBASICと命令同じなのかしら?)
※ブコメいただきましたが、なんか全然違うらしい。
@A : PRINT"ばーか"
GOTO @A
こんなカンジらしい。
id:nf_banさん、id:hosikenさん、ご指摘どうもありがとうございます。
それにしても、行番号がないと味気ないなぁ。オチに書かずにいいことを書いて間違ってるってアホだなぁ>拙者。
最後に
何にせよ、BASIC環境がお手軽に手元に出来上がるのはかつてBASIC小僧だったオッサンにはポイントが高いと思います。
『プチコン BIG』は2016年12月14日よりニンテンドーeショップにて3000円で配信開始となります。
ではまた。