どうも!コバヤシです。
みなさんは、カードローンを利用したりしてますか?
株式会社日本信用情報機構(JICC)の「各種統計データ」によると、20歳以上の日本人のうち、カードローン利用者は5、6人にひとりとなっているそうです。
確かに、今は手続きが簡単で急な出費や給料日までのつなぎにカードローンを利用している人が増えている気がします。
でも、もしカードローンを利用中にアナタに万が一のことがあったら残高はどうなるんでしょうか?気になったことはないでしょうか?
カードローン契約者がもしも死亡した場合、残高はどうなるのか
人が亡くなると、その人が持っていた遺産が相続されます。その際、もちろん負の遺産、すなわち負債も相続しますよね。カードローンの残債も例外ではありません。
ですので、相続人がカードローンの負債も相続します。
住宅ローンなどの場合は「消費者信用団体生命保険(団信)」という生命保険に加入しているため、ほどんどの場合は保険により残高がゼロになりますが、カードローンには生命保険が付帯しているなんてことはほどんどありません。
相続人は、そのカードローンの残高を払わなければなりません。
相続放棄と限定承認
相続放棄
アナタがそんな相続人なら、そんな相続はしたくないと思うでしょう。そういう場合はもちろん、相続放棄が可能です。
でも、その場合は預金や自宅不動産なども放棄しなければなりません。それでもいい、と言う場合は相続開始を知った日から三ヶ月以内に住所地を管轄する家庭裁判所に届出を済ませなくていけません。
限定承認
また、相続放棄の際に「限定承認」といって、相続財産のうちプラスの財産の範囲内で負債を相続することも可能です。その場合は負債を背負い込まないでいられるので(プラスの方が多い場合ですが)、ラクチンですね。
ただし、その手続きには相続人すべてが裁判所へ申し出る必要があり、メンドくさいそうです。
相続放棄をしていくと
例えば、相続人が相続放棄した場合、カードローンの負債は「相続放棄した人を除いた相続人」に相続権が移ります。ですので、カードローン利用者の妻子が相続放棄した場合は、両親や兄弟に相続権がいっちゃいます。
誰かが払わなければならないものをこさえて亡くなっちゃったら、相続人に恨まれるのは必定。
「消費者信用団体生命保険(団信)」が付帯したカードローン
団信付きカードローンがあれば
住宅ローンのように「消費者信用団体生命保険(団信)」が付いたカードローンがあれば、万が一のときには保険金を使って残高を完済できます。なので、相続人に迷惑をかけることがありません。
団信付きカードローンなんてあるのか?
そんな都合の良いカードローンなんてあるのか気になったので調べてみたら、ありましたよ。
スルガ銀行のカードローンには、がん団信が付いているカードローンが存在するとのこと。これは業界初だそうです。
がんと診断されたとき、死亡したとき、そして高度障害状態になったときに、カードローンの残高返済に保険料金を充てることができるとのことで、安心ですね。
他の銀行なども調べてみたのですが、他行ではない模様。もし知ってたら教えてください。
まとめ
・カードローン利用中にもしものことがあったら、その負債は相続人に引き継がれる
・相続放棄をしたら、放棄していない相続人が返さなければならない
・団信付きのカードローンはある
最後に
とはいえ、カードローンを使わないのがまず先決ですよね。
もし隠してたりなんかしたら大変ですよ。大した額じゃなくても「借金」があったという事実は消えませんからね。もしかしたら、残された旦那さんや奥様、お子さんが後ろ指さされる事態になるかも知れません。
なので、ご利用は計画的に。
ではまた。
参照ページ
・カードローン契約者が死亡の場合、残高の支払いはどうなるのか?
・カードローンお悩み相談室|スルガ銀行
・スルガ銀行カードローン│業界初ガン団信付きカードローン「リザーブドプラン」