2024年2月18日にAmazonプライムビデオで『ヴァチカンのエクソシスト』が見放題になりました。
これが、なんだかXでやたらと評判が良かったので気になっちゃって休みの日に観てみたんです。
そしたら、なかなか面白かったですよ。
『ヴァチカンのエクソシスト』とは
『ヴァチカンのエクソシスト』は2023年7月に公開された映画です。主演はラッセル・クロウ。生涯で数万回も悪魔祓いをしたという実在のレジェンドクラスのエクソシストであるアモルト神父が記録した回顧録をもとに、彼が経験した悪魔祓いを描いた映画です。
1987年7月――サン・セバスチャン修道院。アモルト神父はローマ教皇から直接依頼を受け、憑依されたある少年の《悪魔祓い》(エクソシズム)に向かう――。変わり果てた姿。絶対に知りえないアモルト自身の過去を話す少年を見て、これは病気ではなく“悪魔”の仕業だと確信。若き相棒のトマース神父とともに本格的な調査に乗り出したアモルトは、ある古い記録に辿り着く。中世ヨーロッパでカトリック教会が異端者の摘発と処罰のために行っていた宗教裁判。その修道院の地下に眠る邪悪な魂――。全てが一つに繋がった時、ヴァチカンの命運を握る、凄惨なエクソシズムが始まる――
『ヴァチカンのエクソシスト』は何も考えずに楽しめる良質な映画です
正直、ぼくはこの『ヴァチカンのエクソシスト』、ノーマークでした。『エクソシスト』ってんですから、「やっぱりウンニャラ~カンニャラ~言って悪魔祓いするだけでしょ」「そして取り憑かれた人がヘンなカタチになって動いてゾゾゾ~ってカンジでしょ」くらいにしか思ってなかったんですよね。
しかし見てみたら、「こういう映画ってそれで十分だ!」ってカンジで楽しめました。
悪魔に取り憑かれた子どもの迫力が凄まじく素晴らしく、それに対抗するエクソシストがやたらとガタイがいいのが面白かった。まぁ、ラッセル・クロウだからねぇ。もしかしたら物理的にドカーンバカーンって悪魔をやっつけちゃうんじゃないのとか思ったけどそんなことありませんでした。また、ガタイのいいエクソシストがベスパに乗って移動しているのも楽しい。
実在のエクソシストを描いた物語でキリスト教の宗教観が意識されすぎなところがありますけど、それをちゃんと消化していてキッチリとエンターテインメント作品となっていて、余計なことを考えずただただ楽しめる非常に良質な映画といっていいでしょう。
こういうのでいいんだよってカンジ。
アドベンチャーゲームみたいだな
というわけで非常に楽しんで見られた『ヴァチカンのエクソシスト』なんですけども、ゲーム好きとして「なんかアドベンチャーゲームみたいだな」とかあさってなことを考えながら観ちゃったところがありまして。
特に、廃修道院で対決する悪魔の情報を調査するくだりが、もうなんか実際にコントローラを握ってアモルト神父を操作しているような感覚に陥るほどアドベンチャーゲームしてました。「あ、ここ!怪しい!チェック!」「ほらやっぱり!」みたいな。だから、『トゥームレイダー』とか好きな人も要チェックですよ。
もしかしてゲーム化する?
最後に
というわけで、『ヴァチカンのエクソシスト』面白いよ!
でももしかしたら、映画にこだわりがある人はそこまでの評価にはならないかも知れません。なんというか、ホラーとしてもサスペンスとしてもファンタジーとしても振り切れてなく、ただただエンターテインメントなので。「ベスパにのるゴツい神父面白い!」とか、無邪気に見るのが良いかと思います。