以前紹介した『府中三億円事件を計画・実行したのは私です。』といういわゆる「なろう小説」がポプラ社より出版されることになったそうです。
三億円事件の犯人が書いた?『府中三億円事件を計画・実行したのは私です。』を読んでみた - コバろぐ
ちなみに、2018年12月10日発売予定で、ネットではすでに予約の受付が始まっています。
書籍化、早くね?
先の記事は「話題性もあるので、おそらくテレビ関係者や映画関係者はもう動き出してるんじゃないですか。知らんけども。」と〆てますが、そうか普通に考えたら書籍化が先か。
しかし、それにしても早くね?
この『府中三億円事件を計画・実行したのは私です。』が「小説家になろう」という小説投稿サイトに投稿されたのが9月末ですから、わずか2ヵ月半後には書店に並ぶということになります。いくらネットで話題になったからといっても、これは早すぎと言わざるを得ません。
ぼくは出版関係の仕事をしたことがないのでわかりませんけども、これをネットで見つけた担当者が「これは面白い。出版したい」と思ったからと言ってすぐに「やりましょう」ってなるわけではないでしょう?何回も企画会議をして、それで出版が決定したら筆者と打ち合わせをして、そしてデザインや仕様を決めるんでしょう?
それを2ヵ月半でできるもんなの?早くないスか?と思わざるを得ない。
ポプラ社の仕込みなのか
なんてことを考えて調べてみたら、おんなじこと考えてる記事がありました。
「三億円事件犯人の告白」体のなろう小説は、ポプラ社の仕込みか?
やっぱりぼくみたいなポンコツオッサンブログマンが書くよりも識者の方が書いた方がもっともらしいカンジ。
「これはポプラ社の仕込みなんじゃないか?」と疑惑の目を向けて書かれてるわけですが、仕込みじゃないかという根拠が挙げられていて、一般人のぼくとしては「へーほーなるほど!」とアホみたいにうなづくしかできません。
要はこんなカンジ。
・2ヵ月半で出版とは早すぎる
・ポプラ社という児童書中心の出版社が扱うべき作品なのか
・ポプラ社には前科がある(『KAGEROU』のアレ)
しかし、この記事の筆者は仕込み自体には、ちょっとの理解はある模様。
ポプラはもう当時の出版社ではないのだ。おそらく。出版不況に加え少子化で、児童書が苦しいのは火を見るより明らか。生き残るために修羅の道に踏み出しているのだとしても、他人に責められる筋合いはない。まあ公募でのヤラセ(KAGEROU)は大問題だと思うけど。
また『KAGEROU』が出てきた(笑)
最後に
ポプラ社の仕込みなのか仕込みじゃないのか、どっちにしろ、最終的にはどれくらい売れるのかって話になるんでしょうね。売れれば恐らくネットで仕込みを叩かれてそれでもその分さらに売れて、売れなければひっそりとなくなって仕込みだろうがどうだろうがどうでもよくなる。
ネットであっと言う間に出てきた作品があっと言う間に売れちゃうお手頃さがある現代ですから、まぁそれなりに売れると思いますけども。
ぼく的には、確かに読んでて面白いと思いましたけど、ネットで読めればいいかなって…。紙媒体として手元に置いておきたいかって言われると…、ハッキリ言っていらないかなぁ。
みなさんもその辺読んでから決めたらいいんじゃないかなぁと思ってます。ってこの作品へのリンクを貼ろうと思ったら削除されてますね。
ほほーう。俄然、怪しい…。
三億円事件の犯人が書いた?『府中三億円事件を計画・実行したのは私です。』を読んでみた - コバろぐ