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元号は四文字でもいいんだぞ

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さぁ、2019年4月1日です。お昼頃に5月から使う新元号が発表されるらしいです。

ぼくの場合、元号なんてただの記号なのでただただ「へー変わるんだー」って見てたんですけども、ネット上では一部の人たちが大騒ぎしているようで、平和でいいですね。見ながらホッコリさせていただいております。

Twitterなんかでは、そういうピーチクパーチクしてる連中の他に「次の元号はコレだ!」みたいな大喜利が展開されてたりして誠に面白い。その中では「苦節」というのがお気に入りですね。年を経るごとになんだか救いようのない気分になりますよね。「苦節15年」とかなるとちょっとツラくなってきますね。

で、そういうの見てて思うのは、みんな新元号を二文字で考えてるんですな。別に二文字じゃなくていいんですよ、実際に四文字の元号が過去にあったんだから。

四文字元号コレクション

というわけでここからが本題。

日本の元号の中には、四文字のやつが確かにあるんです。5つも。一体どんな元号なのか、見ていきましょう。

ちなみに、よく絡んでくる人が孝謙天皇(重祚して称徳天皇)。

孝謙天皇
(画像掲載元:https://yukarino.jp/articles/4113284

天平感宝(てんぴょうかんぽう)

四文字元号のトップバッターは天平感宝(てんぴょうかんぽう)で、749年5月4日~749年8月19日の間に使われました。

3ヶ月だけ!

聖武天皇が「陸奥国から黄金が献上されてきた!めでたい!」と言って変えちゃったやつです。

すぐに次の元号に変わっちゃったので、のちに書かれた書物などでは変わったほうの元号が書かれているので、一切登場しない不憫な元号ちゃんでもあります。

天平勝宝(てんぴょうしょうほう)

天平感宝の次に来るのが天平勝宝(てんぴょうしょうほう)。期間は749年8月19日~757年9月6日。

元号が天平感宝になって3ヵ月後に孝謙天皇が即位したため改元されました。

ちなみに、天平勝宝7年1月4日に勅命で「年」を「歳」に改めることになって、以後は天平勝宝7歳、天平勝宝8歳とか表記されるようになりました。ヘンなの。

天平宝字(てんぴょうほうじ)

天平勝宝の次が天平宝字(てんぴょうほうじ)です。期間は757年9月6日~765年2月1日。

宮中で蚕が「五月八日開下帝釋標知天皇命百年息」の字の形に並んだ!めでたい!といって改元されました。正気なのか孝謙天皇。

天平宝字の間に孝謙天皇は淳仁天皇を即位させて自分は道鏡とイチャイチャしてたら恵美押勝の乱が起こっちゃって、結局淳仁天皇は廃され、孝謙上皇が重祚し称徳天皇となりました。

天平神護(てんぴょうじんご)

で、称徳天皇が即位するときに改元、天平神護(てんぴょうじんご)の世となるわけです。期間は765年2月1日~767年9月13日。

恵美押勝の乱を平定したのは神様のご加護のおかげよ!というのがモロに出ている元号です。

まぁ称徳天皇と道鏡が好き勝手やってる時期ですね。

神護景雲(じんごけいうん)

次にくる四文字元号ラストバッターが神護景雲(じんごけいうん)。期間は767年9月13日~770年10月23日。

称徳天皇と道鏡がイチャイチャしながら雲を見て改元しました。

道鏡「ごらんよ何だかありがたいカタチの雲が出ているよ」

称徳「あらステキ。ねぇ、あれを記念して何かしない?」

道鏡「元号でも変えちゃおうか」

称徳「そうしましょう」

そんなやりとりがあったかなかったか知りませんが、そんな感じで改元。正気なのか称徳天皇。

しかし称徳天皇が崩御し、後ろ盾を失った道鏡は失脚、光仁天皇が立ち元号は宝亀(ほうき)と改められました。以後、四文字の元号は出てきていません。

最後に

まぁ、昔は天皇即位のときだけじゃなく色んな理由で色んなタイミングでポンポン元号は変わりましたから、いろいろバリエーションがあったほうが良かったのかもしれませんね。

だから、今回は1249年ぶりに四文字の元号でもいいんですよ。わざわざメンドクサいルール作ってああでもないこうでもないなんてやる必要ないんですよ。

孝謙天皇を見倣おう。