どうも!コバヤシです。
本日は、『信長の野望・創造 戦国立志伝』の発売日です。ぼくも記事にさせていただいてます。
そして、コーエーと言えばあとひとつ『三國志』シリーズ。光栄(現コーエーテクモゲームス)と言えば、この2本柱ですよ!何といってもこの二つのシリーズが日本を代表する歴史シミュレーションです!
あれ?何か忘れてない?
光栄歴史三部作
かつて、光栄が歴史シミュレーションメーカーとして認知されたのは、「光栄歴史三部作」があったからなのです。
『信長の野望』、『三國志』はみなさんも知っているでしょう。今も続く人気シリーズです。日本を代表する歴史シミュレーションシリーズなのは間違いありません。
しかしもうひとつ、シリーズがあるのです。それこそ、『蒼き狼と白き牝鹿』シリーズなのです。
『蒼き狼と白き牝鹿』シリーズとは
『蒼き狼と白き牝鹿』シリーズとは、1985年に第1作『蒼き狼と白き牝鹿』が発売された、光栄(現コーエーテクモゲームス)による歴史シミュレーションゲームシリーズです。
チンギス・ハーンによるモンゴル帝国をメインに、ユーラシア大陸を舞台に戦いが繰り広げられる、世界制覇を目指すスケールの大きさがウリです。
そのタイトルは、中国の元を扱った歴史書『元朝秘史』の冒頭部分「上天より命ありて生まれたる蒼き狼ありき。その妻なる惨白き牝鹿ありき。大いなる湖を渡りて来ぬ。」という部分から採用されています。
オルドシステム
『蒼き狼と白き牝鹿』シリーズといえばオルドシステム。
オルドとは契丹や蒙古民族の言葉でハーンや后の宿営地を表す言葉です。
このシリーズはスケールが大きく、12世紀から15世紀までカバーしているため、1代で世界統一するのは非常に難しい。そこで世代交代が重要になるわけですが、後継者である子供を得るためのシステムこそが、オルドシステムなのです。
妃を口説いてその気にさせ、その行為をするのが目的です。もちろん、失敗する場合もあります。
当然表示されるグラフィックは抑え目ですが、オルドに夢中になったプレイヤーも多数いるはずです。
え?ぼく?ハイハイぼくもそうですよ!プレゼントをあげたのに「こんなんいらん」と言われ、愛を囁けば「キモい」と言われ、肘打ちを食らうこと多数ですよ!
『蒼き狼と白き牝鹿』シリーズを振り返る
蒼き狼と白き牝鹿
記念すべき第1作目。プレイヤーはジンギスカンとなり、「モンゴル編」でモンゴルを統一したのち「世界編」に進みユーラシア大陸制覇を目指す。そのスケールの大きさが話題となりましたが、『信長の野望』、『三國志』と比べるとセールス的に落ち、その後の展開に影を落とす結果になっています。同じように良くできてるんですけどね。
ひとこと
ジンギスカンとか言ってもその名前くらいしか知らないし、いまいち感情移入ができないゲームでした。戦争が4×4のフィールドで計略系のコマンドもほとんどないので単調なのが飽きる要因に。モンゴル編をクリアしてお腹いっぱいで世界編なんかほとんど遊んでません。
蒼き狼と白き牝鹿・ジンギスカン
第2作目。ほぼほぼ初代のリニューアルです。グラフィックが強化され、歩兵・騎兵・弓兵といった兵科も採用され、戦争マップも広くなりました。また、「世界編」から始めることが可能となり、モンゴル帝国のほか、イングランド、ビザンツ帝国、日本(鎌倉幕府)でプレイできます。
ひとこと
「世界編」からプレイでき、しかも鎌倉幕府から始めることができたので、大喜びでプレイしてました。源頼朝が高齢で始まるので、最初は後継者及び血縁武将を増やすためにオルドで北条政子とイチャイチャしまくって2代目からが勝負。朝鮮半島、中国を打ち破って日本の武士が世界に打って出る、というロマンに酔いしれました。
蒼き狼と白き牝鹿・元朝秘史
第3作目。大まかなところは変わりませんが、文化圏や気候という要素が追加され、戦略に大きな影響を及ぼすようになりました。また、シナリオも増え、1971年開始の「元朝の成立」では北条時宗を担当して元寇を体験することも可能に。
ひとこと
それでも源頼朝でプレイし、北条政子とオルドという鉄板プレイ。后のグラフィックも増えたしキレイな方が多いのでオルドばっかり。コマンドを指示できるのが自分がいるエリアだけになったので、戦略を練ることが重要です。オルドしながら作戦会議ですよ、ええ。
チンギスハーン・蒼き狼と白き牝鹿Ⅳ
第4作。全国家が担当可能となり、人材も大幅に増えたのが嬉しいところです。イギリスにはロビン・フッドもいるし、中国には朱熹がいる。日本の武士vsインドの象兵なんて戦いも見られる。また、『信長の野望』の将星録や烈風伝の箱庭システムが採用され、世界が一枚のマップになっているのもスゴい。シナリオも追加され、なんと1370年開始で日本は室町幕府・足利義満なんてシナリオもある。
ひとこと
このゲームは、始めたら間違いなく今でもドップリハマれます。面白い。日本の勢力も幕府だけじゃなく平泉政権も担当できるので、藤原秀衡で開始して配下に義経や弁慶を擁し、鎌倉を倒して世界に打って出るのが楽しかったです。もちろんオルドで後継者や血縁武将を増やすのを忘れずに。
そしてシリーズは途絶えた
『チンギスハーン・蒼き狼と白き牝鹿Ⅳ』が発売されたのが1998年。その後、続編は出ず。
『信長の野望』や『三國志』と違い、『蒼き狼』シリーズはシリーズを重ねるごとに着実に良くなっていったので非常に残念です。
『チンギスハーン・蒼き狼と白き牝鹿Ⅳ』はホントに今でも全然遊べる傑作なので、せめてリメイクして欲しいですね。
最後に、今は更新が途絶えていますが、愛に溢れたファンサイトがあるのでリンクを貼っておきます。リプレイとかは必見ですよ。
リメイクやまさかの最新作の登場を願って。
ではまた。