2022年10月1日より、映画『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』がAmazonのプライムビデオで見放題となっています。しかも独占配信。
映画館に見に行こうと思ってたんですけど色々あって行けなかったので、見ましたよ!
ていうか、まだ上映中?まぁ、それはいい。
『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』とは
『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』は、2022年6月に公開されたガンダムシリーズのアニメ映画で、テレビアニメ『機動戦士ガンダム』の第15話「ククルス・ドアンの島」の翻案です。監督は安彦良和さん。
以下、あらすじ。公式サイトより。
ジャブローでの防衛戦を耐えきった地球連邦軍は勢いのままにジオン地球進攻軍本拠地のオデッサを攻略すべく大反攻作戦に打って出た。アムロ達の乗るホワイトベースは作戦前の最後の補給を受ける為にベルファストへ向け航行。そんな中ホワイトベースにある任務が言い渡される。無人島、通称「帰らずの島」の残敵掃討任務。残置諜者の捜索に乗り出すアムロ達であったが、そこで見たのは、いるはずのない子供たちと一機のザクであった。戦闘の中でガンダムを失ったアムロは、ククルス・ドアンと名乗る男と出会う。島の秘密を暴き、アムロは再びガンダムを見つけて無事脱出できるのか…?
元となった『機動戦士ガンダム』第15話「ククルス・ドアンの島」はぼくら世代では記憶に色濃く残っているエピソードです。その理由は、ジオン兵も人間なんだと子供心に思わせてくれたストーリーもさることながら、今でいう作画崩壊。
妙に鼻の長いドアンのザクが有名ですが、この映画ではドアンがつぎはぎで修理したザクという設定にしてるとかいう話もありますが、原作を愛してちゃんと踏襲してるのが面白いですね。
『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』感想
この映画のターゲットは、なんかククルス・ドアンというワードを覚えていて映画化のニュースを聞いたときに「え?ククルス・ドアン!?マジ!?あの変なザクとガンダムの?」と思ったぼくら世代だと思われるので、せっかくなので今回見てみた次第。
なので軽く感想を。
まず、見て最初に思ったのは「リュウがいねぇ」ということです。そして、スレッガーがいる。時系列がテレビアニメと違ってジャブローとオデッサの間になったので当たり前ですね。ドアンのような厭戦気分は戦争が起こってだいぶ経ってからだろうということからずらしたらしいです。なるほど。
30分のテレビアニメのエピソードを2時間弱に延ばしているので、どうしてもストーリーの展開が間延びしてるような感じがするのは仕方のないところかな。アムロの夢でシャアが出てくるところなんかは取って付けたようですし、マ・クベなんかわざわざ出す必要はないでしょう。役回りは面白かったですけど。
ただ、モビルスーツの動きはスゴい。あのころのアニメの技術とはけた違いでスゴい。高機動型ザクがカッコ良すぎ。
そして、気になるのはカイのキャラ変。行方不明となったアムロを置いていくことになって「また探しにくるからなー」って涙流してるんですけど。そんな奴ちゃうやろ。この違和感はこの作品最大の違和感となってます。カイ好きなので。
全体的には、まぁぼくらのノスタルジーも加点しますけど、面白いと思います。しかし、オリジナルを知らない若い子にはどうなんでしょうね。この映画の肝はアムロの成長とククルス・ドアンの生き様なんですけど、わかりにくい気がします。映画なんてそれぞれが勝手に観ればいいだけで、この映画だって「高機動型ザクかっこよ」とだけ思いながら見るのも全然ありなんですけどね。せっかくアマプラなんで、若い子もオリジナルのほうを見て作画崩壊に笑ってみるものいいんじゃないですか。
最後に
しかしアレですね、そもそもわざわざククルス・ドアンを映画化したのはなぜだろう?とどうしても考えながら見てしまいましたね。アニメを見たときはアムロより年下だったぼくらがドアンと同年代になって改めてドアンの生き様を見せつけられると、やっぱターゲットはぼくらだよなーと思わざるを得ない。なんか身につまされるもの。自分はあんなにカッコ良く生きてないんだけど。
ていうか、オリジンを見たときも思いましたが、こうなったらファーストガンダム全部を通してリメイクしたらどうか。うわぁ、ワクワクするな!
なんだかんだ言って、ガンダムは良いよな!