皆さんは、『Dwarf Fortress』というゲームをご存知でしょうか。直訳すると『ドワーフの要塞』。その名のとおり、ドワーフの要塞を構築するゲームです。これが、ドワーフ好きで箱庭シムが好きでローグライクが好きな人(ドンピシャなのがぼくです)は、もう黙ってプレイすべきゲームなんです。
フリーですが、海外モノです。しかし、辞書を傍らに置いて、もしくは翻訳ソフトも一緒に立ち上げてでも絶対にプレイする価値はあります。ドワーフ好きで箱庭シムが好きでローグライクが好きならば(ぼくです)。
ドワーフの要塞をつくろう!
ゲームはまず、世界を作成することから始まります。世界が出来上がるまで待ってるだけだけですが。その出来上がった世界にやってきたドワーフのキャラバンに指示を与え、食糧や生活用品などを確保し、移民を受け入れてそいつらにも指示を出し、とにかくドンドン要塞をデカく建設していけば良いんです。その間ゴブリンなどの外敵から要塞を守るため戦士を育て、要塞に罠をしかけたりもしていくわけですが、これら作業を見守っていくのがもんのすごく楽しいんです。
要塞建設の方法
他の市販の箱庭シムなら、とある施設を建てたらその効果はすぐに享受できます。しかしこの『Dwarf Fortress』はそうはきません。まずはドワーフたちが眠るベッドを作り出さなければならないのですが、工房を作ったら家具がポンポン生み出されていくってワケにはいかず、そもそも大工のドワーフがいなかったら良い家具なんてできません。質の悪いモンは作り出しますけども。幸いにも大工がいたとして、今度は原材料が無かったらダメですし、そもそも作り出すモノは全て指示を出さなきゃいけないのです。あぁ、メンドクサイ。そのメンドクサイのが全てにおいて、なのです。この辺で(序盤ですが)、多数の人がこのゲームを放り投げます。
少しずつ、前に進もう!
でも出来れば頑張ってください。失敗を繰り返し、それを踏まえ少しずつ進めていけばいいじゃないですか。急がなくていいんですよ。急がず、ひとつずつ問題を解決していけば、大体のことは経験でカバーできるようになります。失敗したら“要塞を放棄”しちゃえばいいのです。そして、同じMAPの別の場所でまた1から要塞を建設していけばいいんですよ。放棄された要塞は、遺跡としてMAP上に残り、世界がちょっと変わります。実は、ここがポイントですね。
たまには世界を旅してガチなRPGを!
放棄した遺跡が残ったそのMAPを「AdventureMode」で起動すれば、そのMAPを1人の冒険者として冒険できます。このモードはローグライクなRPGであり、一筋縄ではいきませんが、世界のあちこちに自分が建設しては放棄した要塞の遺跡があり、それをひとつひとつ探訪するのは楽しいですよ。
時間があるときにガッツリ遊びたい
実際遊んでみるとわかりますが、スケールとボリュームはもう化けモン級です。遊べるようになるまでの敷居は滅茶苦茶高いですが、それを乗り越えたとき無限に楽しみが広がっているんです。
なにしろ世界は完全にランダムに作成され、MAPは広いし環境も違うしで、何回遊んでも同じ展開ってのはまずありません。Wikiを見ながらプレイして、段々慣れていくしかないですね。そうすれば、いつかはきっと大要塞を造れますよ!
とはいえ、ガッツリ時間があるときにプレイしないと全然前に進まないのが困りものです。ぼくも、プレイしては時間がとれずに放置して展開を忘れて最初からやり直し、なんてことを繰り返してます。序盤で放棄された遺跡が世界のあちこちにありますよ。
最新のデータをロードしてみると、始めたばかりの状態だったのですがアライグマが大量発生して食料を盗んでいく状態で、ドワーフたちが餓死寸前です。こりゃまた放棄して最初からやり直しです。
■Bay 12 Games: Dwarf Fortress(公式ページ)