いつものようにネットをサーフィンしていたら、こんな記事を見つけました。
「あれ?これは『タイタンの戦い』のメドゥーサではないのかな?タイトルにレイ・ハリーハウゼンってあるな」と思ってページを覗いてみたら、なんとハリーハウゼンのクリーチャーたちがなんか復元されるっぽい。
レイ・ハリーハウゼンとは
レイ・ハリーハウゼンは、映画を語る上で絶対に避けて通れない巨人ですよね。ハリーハウゼンを知らなくても、彼が手掛けた映画は知ってる人は多いと思います(まぁ、彼の映画を知ってたら彼のことは知ってるでしょうけど)。
レイ・ハリーハウゼン(Ray Harryhausen、1920年6月29日 - 2013年5月7日 )は、アメリカ合衆国の特撮映画の監督・特殊効果スタッフで、ストップモーション・アニメーター。映画史上、20世紀の映画における特撮技術の歴史を作ってきたといわれる人物である。1950年代から1970年代に活躍し、多くの特撮SF・ファンタジー映画を手がけた。
内部にアーマチュア(可動式骨格)を仕込んだ人形を1コマずつ撮影するモデルアニメーションの分野で評価されており、リアルな動きで作り出された映像は世界の人々を驚嘆させた。特に評価が高いのは、「ダイナメーション」と呼ばれる手法で、これは俳優の演技をスクリーン・プロセスでコマ送りで投影しながらそれに合わせて人形を動かすもの。従来、俳優と人形のカラーでの合成には、人形の撮影時にライトの熱で色温度が変化してしまい、実際に映写した際に俳優に対して人形の色が目まぐるしく変わってしまうという難点があったが、ハリーハウゼンは人形の撮影の際、コマ毎に色温度を修正するフィルタを入れる事を生み出し、この問題を解決。これにより人形と人間の同時演技(例えばミニチュアと人間の格闘シーン)が光学合成なしで可能となり、後のハリウッド映画の特撮人気を爆発させた。
『シンドバッド7回目の航海』や『タイタンの戦い』はいつ見ても名作ですし、『アルゴ探検隊の大冒険』に出てくる骸骨剣士の動きはホントに芸術的。
今だったらCGでクリアできるファンタジーのクリーチャーの動きをCGなしで再現可能のしたダイナメーションという技術は、本当に素晴らしい。
ぼくも実はその辺を過去にまとめたりしてます。お時間があれば是非読んでみてください。
ハリーハウゼンのクリーチャーが大復活!
で、見つけた記事によると、来年2020年はハリーハウゼン生誕100周年にあたるので、彼の映画についての最大規模の展示会がエジンバラで行われるそうで、そのときにハリーハウゼンの代名詞ともいえるクリーチャーたちが復元されるとのこと。
マジか!
そのクリーチャーたちは、『CREATIVE ROOM』というサイトで見ることができます。
たとえば、『タイタンの戦い』のメドゥーサはこんな。
うわーカンペキだ!
この他に『アルゴ探検隊の大冒険』の骸骨剣士、『タイタンの戦い』のクラーケン、『恐竜100万年』のアロサウルス、『シンドバッド 虎の目大冒険』のミノタウロスなどが復元されている模様。
何とかして実物を見たいものです。
最後に
というわけで、レイ・ハリーハウゼンが生み出したクリーチャーたちは、永遠に不滅なのです。
それにしても、こんなん見たらまたハリーハウゼンの映画が見たくなってきた…。
ダイナメーションの第一人者、レイ・ハリーハウゼンの映画をまとめてみた - コバろぐ