昔、『アークスロード』というパソコンRPGがありました。
現在、“アークスロード”って検索したらPSO2が出てくるけどなにこれ。
『アークスロード』っつったらこれなのに。
『アークスロード』とは
実は『アークスロード』というゲームはこのブログに何回か登場しています。制作販売していた、『スーパーロボット大戦』シリーズで知られるウィンキーソフトが倒産したときとかに割と詳しく書きました。
ウィンキーソフトの代表作は『スーパーロボット大戦』などではない! - コバろぐ
『アークスロード』はウィンキーソフトが1985年にリリースしたRPGです。
当時の水準をはるかに超えたグラフィックが特徴で、クリアするのはかなりの忍耐を要するゲームでした。
スタート地点から離れるほどにモンスターが強くなるとかいう仕様ではなく、スタート地点近辺でも道を外れれば超強力なモンスターと出くわす可能性が高い。ていうかそもそもプレイヤーが操るパーティは、スタート直後は農民にすらかなわないほど弱っちいのです。さらにいうと、ゲーム後半、超絶鍛え上げたキャラクターでもドラゴンのブレス一発で即死するような鬼畜仕様です。
まぁ今のゲーマーが遊んだら逃げ出すほどの理不尽な難しさでしたが、ぼくの場合、美しいモンスターグラフィックを見たくて見たくて頑張ってプレイしてましたね。
こんな動画がありました。動画のタイトルで胸アツです。
『アークスロード』の美しいモンスターグラフィック
で、今回はぼくが当時見たくて見たくて仕方がなかった美しいモンスターをいくつかご紹介しようというわけです。ただそれだけです、ええ。
本当は全モンスターをお見せしたいんですけども、見たいという人がそんなにいるとは思われませんので、特にお気に入りだけにしときますね。
HOW BET
この小さいクワガタみたいなカブトムシみたいな虫、どうですか。BETってBEETLEの略なのかな。
いきなりドット絵の極意を見せつけられるような素晴らしいグラフィックを見せちゃったゴメンナサイね。
GRAMMETON
『アークスロード』と言えばコイツを思い出す人も多いんじゃないでしょうか。この質感が素晴らしい。
地上でこいつに勝てるようになればやっとゲームの攻略に乗り出せるといったカンジの、ゲーム進行のマイルストーン的なモンスターです。
KNIGHT
『アークスロード』では農民から戦士まで、いろんな人たちもどんどん主人公たちを襲ってきますが、その中で一番お気に入りはこれ。
金髪、そして鎧の質感がいいわりにはマントが単純に描かれてるのも味があって良いです。
MINOTAUR
ミノタウロスですが、これはもうこの色合いがいいですね。なんというか、銅みたいなブリキみたいなもので全身出来てるような。
是非ハリーハウゼンのダイナメーションで動かしたい、そんな感覚、わかりますか。
ダイナメーションの第一人者、レイ・ハリーハウゼンの映画をまとめてみた - コバろぐ
TAROS
これも色がいいなぁ。青銅でしょうか。
ダンジョンで初めてこいつが出てきたときはかなり感動した覚えがあります。
SILVER DRAGON
『アークスロード』ではラスボスのゴールドドラゴン含め、数種類のドラゴンが登場しますが、一番美しいのはこれじゃないかなぁ。
皮膚の水色とタテガミの紫のコントラストがいいですね。
GHOST
目の赤以外は白っぽい色ひとつだけでカタチを作ってるのがすばらしい。黒い背景だからこそできる、ドット絵の妙技ってカンジで好きです。
DOUBY
ん?これは『風の谷のナウシカ』の王蟲ではないのか???
最後に
こんなカンジです。
ほかにもモンスターは色々出てきますが、どれもこれも当時からしたら脅威のグラフィックだと思います。
今見ても十分美しい。このドット打った人って今も現役なんかなぁ。