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バンバンの「『いちご白書』をもう一度」に歌い方が納得いかない部分がある

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みなさんは「『いちご白書』をもう一度」という歌をご存知でしょうか。

若い人は知らないでしょうね。なんせ、50手前のオッサンであるぼくが3歳のときの歌ですからね。

フォークグループのバンバンが歌ってオリコン1位も獲得した名曲です。そして、この歌を作ったのは荒井由実さん。いまの松任谷由実さんですね。

『いちご白書』をもう一度
(画像掲載元:「いちご白書」をもう一度 [EPレコード 7inch](Amazon)

この「『いちご白書』をもう一度」はとてつもないほどの名曲なんですが、どうしても歌い方が納得いかない部分があるんですよね。

「『いちご白書』をもう一度」とは

「『いちご白書』をもう一度」は1975年にリリースされた、バンバンの5枚目のシングルで、バンバン唯一のオリコン1位獲得曲です。デビューから4年たっても鳴かず飛ばずだったばんばひろふみさんが「すげぇ」と思っていた荒井由実さんに「彼女の歌で売れなかったら諦めよう」とダメ元で頼んで作ってもらったとか。

この歌は、学生運動に参加した学生たちが社会の歯車となったときに過ぎ去った過去に思いを馳せる内容で、彼らが心のどこかで感じていたかもしれない挫折感と敗北感を漂わせる名曲です。

ばんばひろふみさんは今でもテレビに出たときなんかはよく歌ってるので、聴けばわかるという若い人もいるかもしれませんね。

「『いちご白書』をもう一度」の違和感

いやぁ、改めて聴くとやっぱりいいですねぇ。

ところで、みなさん聴いてて違和感がある部分なかったですか?ぼくにはあるんです。その違和感が強すぎて納得いかない。

それは2番の「学生集会へも時々出かけた」の部分。

1番の同じ箇所では二拍あいてるところが一拍しかあいてなくて違和感なんです。歌うんだったら二拍あいたほうが歌いやすいし自然だと思うんです。

1番は「授業~(トン)(トン)を抜ーけー出ーしてー」「素直~(トン)(トン)なよーこーがーおがー」と歌っているのに、2番では「学生~(トン)しゅーうーかーいーへとーー」となっちゃってる。不自然。

一拍減った分、最後が「とーー」とか伸ばしすぎになってる。どう考えても「学生~(トン)(トン)しゅーうーかーいーへとー」と歌ったほうが自然だと思うんですよ。

ばんばさんは、どこで歌ってもこの歌い方だし、そもそもオリジナルの音源がそうなので、これが正解なんでしょうか。レコードの録音でこう歌っちゃったからそれに合わせてるんじゃないかと思っちゃいます。

「学生集会」という単語をあまりブツ切りにしたくなかったのかな、と考えられなくもないですけども。

松任谷由実はどう歌っているのか

ぼくが違和感がある違和感があるといったところで、歌い手であるバンバンがそういうふうに歌っているんだからそれが正解だろ、と言われればそれまでです。

でも、ふとこの歌を作った本人である松任谷由実さんが歌ってたりしないのかなーと思って調べてみたら、ありましたよ。お聴きください。

おおお!!!「学生~(トン)(トン)しゅーうーかーいーへとー」と歌っている!!!二拍あけてる!!!

やっぱりこちらの歌い方のほうがスッキリしますよね。

ちなみに、松任谷由実さん、2003年にアルバム『Yuming Compositions: FACES』でこの「『いちご白書』をもう一度」をセルフカバーしてらっしゃいます。

最後に

勘違いしたくないのは、たとえ違和感があっても、バンバンの歌い方が不正解ではないというところ。

ユーミンがこうやって歌ってるということは、逆にバンバンは自分たちの歌い方で歌うことをあえて選択したんだと思います。その意味が先ほど書いたように「学生集会」という単語を切りたくないという思いなのか、他に何かあるのか、それは本人にしかわかりません。しかし、ばんばさんが頑なに一拍あけて歌ってるんですから、何等かの意思はあるのでしょう。

ぼくもこれからはこの歌をカラオケで歌うときはその思いに敬意を表し、“一拍あけ”で歌いたいと思います。