昨日の朝、起きたら次男がちょっと興奮気味に言ったんです。
「生まれて初めて金縛りにあった!あせった!手足が曲がった状態で固まっちゃって大変だった!」
どうやら、彼はそういう特殊な状態になったことがちょっとだけ嬉しかったようです。
みなさんは金縛りになったことはありますか?
金縛りとは
金縛り(かなしばり)は主に就寝中、意識がはっきりしていながら体を動かすことができない症状を指す。体が締め付けられるような感覚からこう呼ばれる。 本来は仏教用語であり、その転用である。不動明王が持つ羂索(けんさく)の威力により、敵や賊(転じて煩悩)を身動きできないようにする密教の修法である「金縛法」(きんばく・かなしばりほう)を由来とする。
一般的には、睡眠時に前身の力が抜けた状態で意識だけ覚醒することとされてます。ぼくもそう思います。
昔からそういう状態になることは多々あり、原因が究明されなかった時代にはそれを悪魔の仕業ということにしていたわけで、原因がわかっている現代においてそれを霊的なものと結びつけることはぼくにはできませんが、まぁ解釈は個人の自由です。
ぼくの金縛り体験
ぼくも金縛りになったことがあり、それは霊的なものを感じさせるものもありましたが、まぁ解釈は個人の自由です。
一番最初になったのは20歳のとき、コタツでうたた寝をしていたときです。耳がキーンと鳴りだしたかと思うと(以後、金縛りになるときはいつもキーンて鳴る)、手足の先からだんだんと痺れてきてそれが手足の根元まできたときにいきなりガチッと全身が固まっちゃった感じでした。そして、頭の上側で数人の子供がドタドタと走り回る音がしました。振動も感じたのですが、まぁ解釈は個人の自由です。
次に印象的だったのは独り暮らしをしているとき。26歳くらいのころだったでしょうか。布団で寝てるとき、「キーンと耳が鳴り手足が痺れガチっと固まる」というおなじみのルーティーンから始まりましたね。五郎丸に便乗。ルーティーン。それはさておき、その時はワンルームだったので視界に冷蔵庫があったのですが、その冷蔵庫の側面にテレビ画面が現れ、古そうなテレビ番組が流れてきました。マジです。まぁ解釈は個人の自由です。
金縛り名人、ウチの嫁
ぼくのカミさんは昔っから霊感が強く、ぼくと出会ってからもことあるごとに「見える見える」とか言ったり、住んでる部屋で「ここは霊の通り道だ」とか言ってた人なんですが、金縛りに関しても小学生の頃から固まりまくっている金縛りのプロです。結婚する前に同棲していたのですが、そのときもうたた寝しては金縛りになってました。
普通、金縛りとかみんな寝静まった夜中とかになるじゃないですか。なのに彼女はテレビを観たりゲームをしてるぼくの隣でうたた寝をしては金縛りにあってウンウン言うんです。
普通、起きてる人のすぐ脇で金縛りになります?そのたんびにユサユサゆすって起こしてやる優しいぼくですよ。
そのうちぼくも彼女が金縛りになる瞬間がわかるようになって(本当)、金縛りになる寸前に起こしちゃうという特技を身に付けました(本当)。カミさんはカミさんで「危ないところだった」とか言って起きるんですよ。何が危ないんだかこっちは全然わかりませんよ。おかしな話ですよ。
そんな彼女も長男を生むと金縛りになる回数がグッと減り、そしてぼくはなぜか長男が生まれてからは回数が増えました。あのルーティーンとともに金縛りになっちゃうんです。まぁ解釈は個人の自由です。
そして次男の後日譚
後日譚といっても正に金縛りになった昨日の話なんですけど。
昨日は次男は友達とラウンドワンに遊びに行ったんですけども、金縛りになってちょっと嬉しかった次男は友達にそのことを報告したらしいんです。そしたら無茶苦茶反応が薄かったとかいってちょっと残念がってんの。
そりゃまぁ友達にとっては「へー」としか言いようがないですよね。解釈は個人の自由ですから。