『三国志』とか『水滸伝』とか好きで、それ以外の時代の中国の武将とかも好きで、そんなもんだから一時期、中国の歴史ドラマにハマってました。デキがいいのが多いんですよね、何気に。
それで、やたらと出てくる俳優さんに気づいたんです。
康凱(カン・カイ)というんですけども。
中国の俳優・康凱(カン・カイ)さん
まずその康凱(カン・カイ)さんについて。
(画像引用:康凯(邵氏演员)-图册-搜狗百科)
こんな人です。ガッチリしてて、けっこうコワモテなカンジです。しかし何だか愛嬌がある顔つき。モテそうですよね。
そんな彼が中国の歴史ドラマに出るといったら、もうわかる人にはわかっちゃうかも知れません。
それでは、康凱(カン・カイ)さんがどんなドラマにどんな役で出てたのか、見ていきましょう。
康凱(カン・カイ)さん出演ドラマと配役
張飛(『三国志 Three Kingdoms』)
まずは三国志です。
『三国志 Three Kingdoms』という、総製作費25億、製作期間6年を誇る巨匠ガオ・シーシー監督が本気で撮ったドラマに出演しています。
演じるはご存知張飛(ちょうひ)。
(画像引用:從新水滸傳的李逵到三國的張飛,專門演草莽粗漢的康凱。 - a5511867的創作 - 巴哈姆特)
張飛といえば劉備三兄弟の末弟で、身体がデカくて力が強い暴れん坊、戦争は強いけどオツムはちょっと弱い(物語後半は頭使うようになりますけど)、だけど憎めない男、そんなイメージです。
そして、康凱さんが演じるとこれがピッタリなんです。酒をねだったり愛想笑いしたりする演技がカワイくってかなり張飛っぽいです。
李逵(『水滸伝 All Men Are Brothers』)
お次は水滸伝です。
『水滸伝』は108人の好漢が梁山泊に集い、正義や忠義の名のもとに腐った国家に立ち向かうピカレスク・ロマンですが、それをドラマ化した『水滸伝 All Men Are Brothers』にも康凱さんは出演しています。
演じるは黒旋風の李逵(りき)。
(画像引用:從新水滸傳的李逵到三國的張飛,專門演草莽粗漢的康凱。 - a5511867的創作 - 巴哈姆特)
梁山泊一の暴れん坊で、人を殺すのが大好き(食うのも好き)、大酒のみで頭はカラッポ、でも愛嬌がある、そんな男です。
これがまたピッタリなんですね。張飛と同じような人物ですからね(張飛は無暗に人を殺したりしないけど)。
牛皐(『岳飛伝 The Last Hero』)
中国史上、『三国志』の関羽とともに中国で最も人気のある武将・岳飛を描いた『岳飛伝 The Last Hero』にも、もちろん康凱さんは出演しています。
演じるは岳家軍の力の象徴、牛皐(ぎゅうこう)です。
(画像引用:岳飛伝 │ チャンネル銀河)
彼もまた、荒々しくも優しい、酒好きで食いしん坊なちょっとオツムが弱い暴れん坊です。
これまた当然ですが、ピッタリ合ってるんです。もはや当たり前な感じですけど。
樊噲(『項羽と劉邦 King's War』)
高名な楚漢の戦いを描いた『項羽と劉邦 King's War』にも当然ながら康凱さんは出演されています。もうビックリもしませんね。
演じるは劉邦の弟分、樊噲(はんかい)です。やっぱり!
(画像引用:キャスト&スタッフ|項羽と劉邦 King's War - BSフジ)
樊噲は、劉邦の弟分で重要なポジションを占めています。劉邦の行動を止めるのに気絶させたりとかできるのこの人だけです。
ただ、酒好きで暴れん坊。やっぱり!でも上記3人よりは幾分かマシかも。
最後に
いかがだったでしょうか。
康凱さん、大活躍でしょう。何と言うかどれもピッタリすぎます。
ていうか、中国の歴史上の実力者の脇には大酒飲みのオツムの弱い愛すべき暴れん坊が必ずいたんでしょうか?面白いですねぇ。
あれ、今調べたら康凱さん1972年生まれでぼくと同い年です。ほー!