ぼくは、スナック菓子はコイケヤ派です。ポテトチップスだってカルビーよりコイケヤ。しかし、なかなか理解を得られないのです。
「えー?コイケヤ?ポテチはカルビーっしょ」とか言うやつの何と多いことか。
いやいや絶対コイケヤの方がうまいって!なんて強がっても世間はカルビーしか持て囃さない。しょうがない、これは天邪鬼でひねくれたマイナー好きの宿命です。大人しくコイケヤのポテチをバリバリ食おう…。
しかし、同じ土俵で戦ってコイケヤがカルビーに勝利を収めているスナック菓子があるのをご存知か。
それが、『スコーン』です。
コイケヤ『スコーン』
スコーンはカリッとサクッとした軽い食感と濃厚でクセになるおいしさの日本生まれの本格派スナック菓子です。オイルスラリー製法を採用し、生地にしっかりと絡む濃厚な味付けで独自の食べ応えとおいしさを実現しました。
ぼくはこの『スコーン』が大好きなのです。
『スコーン』には和風バーベキュー味と濃厚チーズ味がありますが(他にもえびタルタルとかあるけどメインはこの2つ)、ぼくは断然和風バーベキューです!チーズ嫌いだし。
これうまいでしょ間違いなくうまいでしょ!
ぼくにとっては、世界中にある全スナックの中でも1、2を争ううまさです。
ちなみに、発売開始は1987年。
「カリっとサクっとおいしいスコーン♪」というCMでも話題になりました(あのころのコイケヤのCMは光り輝いてましたよね)。
カルビー、『焼きもろこし』でコイケヤに挑む
『スコーン』が登場した1年後の1988年、カルビーは『カルビット』というスナック菓子を発売します。コーンでできたやつです。『スコーン』パクっただろ、と言いたくなるようなお菓子でした。
さらに1年後の1989年、『カルビット』は商品名を『焼きもろこし』に変更します。よりトウモロコシを全面に出してます。
これは、『スコーン』に押され気味な『カルビット』のテコ入れだったに違いないのです。「よりコーンっぽいお菓子ですよ、こっちがホンモノですよ」と言って『スコーン』を追い込もうとしたのです。
きっと。
コイケヤの完全勝利
カルビーの挑戦により、焼きトウモロコシをイメージしたスナック菓子は、『スコーン』と『焼きもろこし』が並び立つことになりましたが、現在スーパーに行ってスナック菓子の棚を見ればわかるように、この勝負は『スコーン』の、コイケヤの圧勝に終わりました。
おーい、『焼きもろこし』どこに居るんだーい?みたいな。
『スコーン』に太刀打ちできない『焼きもろこし』は、1990年にお好み焼き味を追加し、変化球で勝負しようとしましたが失敗、その後もガーリックトースト味とかペッパー&ビーフ味なんかも追加していきましたが『スコーン』の和風バーベキューと濃厚チーズには勝てず、1997年には休売に追い込まれました。
その後、何度か復活したらしいんですけど、そして『やみつきもろこし』なんて姉妹品もリリースされたらしいんですけど、やっぱりスーパーに行くと「どこにあるねんwwww『スコーン』買おwww」となるのです。
最後に
そんなわけで、『スコーン』はウマいんですよ、ええ。カルビー派よひれ伏せ!
なんちゃって。
いいじゃないですか、唯一コイケヤがカルビーに勝ったんですから、好きに書かせてくださいよ!
ちなみに、今は『焼きもろこし』ないですよね?カルビーの商品情報のページにもなかったですし。
え?『チートス』?相手にならん!